斑が消えたモンステラ(植物)を復活させる方法

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斑が消えたモンステラ(植物)を復活させる方法

斑入りのモンステラは好きですか?私は大好きです。笑

モンステラの斑入りには白色や黄色、クリーム色からミントまで、いろんな種類があります。斑入りモンステラを育てていると、次はどんな葉が展開するのか?と普通のモンステラの成長+αで楽しめますよね。

斑入りモンステラにはいろんな名前があり、ホワイトモンスター、タイコンステレーション、イエローマリリン、イエローモンスター、ホワイトタイガー、オーレア、グリーンオングリーン、ミントなどなど。

そして斑入りのモンステラを育成しているときの問題のひとつ、モンステラの斑が消えてしまう問題

  • 成長にともないモンステラの斑が消えてしまった。。。
  • モンステラの斑を増やしたい
  • モンステラの斑をコントロールしたい

斑入りモンステラを育てている人の共通の悩みだと思います。

モンステラや他の植物の斑を増やす方法については、いろんな理論(持論)があり、私は混乱しちゃいました。効果や根拠のない理論も多くあり・・・。

なのでモンステラや植物の斑を復活させる方法、理論についてまとめてみました。前半で結論やいろんな理論とその理論に関する私の意見や情報をご紹介して、後半では斑入りについて詳しくご紹介します。

そしてなるべく事実と不確定な情報を分けて、斑入りモンステラについて多くの情報をご紹介したいと考えています。

ただし日本植物生理学会の方が斑入りについて多くの情報を発信してくれていますが、斑入りのメカニズムについてはまだ不明な部分が多いようです。

なので「斑入りを復活させるには◯◯すれば良い」と言っている方は・・・。汗

ただし、あくまでシロウトなので誤った情報が混ざっている可能性があります。その場合はコメントで教えて頂けると助かります。

目次(クリックで移動できます)

斑入りモンステラの斑を復活させる方法はあるの?

結論からお伝えすると、消えてしまった斑入りモンステラの斑を復活させる方法はあります

ただし100%成功する方法じゃないので、世の中には多くの真偽不明の「モンステラの斑を復活させる方法」が存在するんだと思います。

その方法には必要な条件があり、確実な方法ではありませんが、いろいろ調べた限り、そして少ないながらの私の体験から最適な方法をご紹介します。

斑入りモンステラの斑を復活させる方法

斑入りモンステラの斑を復活させるには、なるべく多く、節ごとにカットして増殖する。

この方法がモンステラの斑を復活させる可能性が一番高いと思います。

そしてモンステラのルール、モンステラ増殖のルールである、

  • モンステラの新芽は成長点(節の近く)から生える
  • モンステラの成長点は基本的に1節に1つ
  • モンステラの成長点は葉の付け根の左右どちらかにある(交互?)
  • モンステラの増殖は気根があるほうが成功率が高い
  • モンステラの増殖の成功率は60%くらい?(真偽不明)
  • 頂芽に近いほうが成功率が高い?(真偽不明)
  • 増殖は水差し > 挿し木 > 茎伏せの順で成功率が高い?(私の感覚やいろんな意見から)
  • 水差しの増殖は土に植えるときに腐る可能性がある
  • カットするときは2節よりも1節のほうが発根、発芽の確率は下がる
  • 斑入りのモンステラの多くは茎にも斑が入っている
  • 成長点に斑があると斑が入りやすい?(真偽不明)
  • カットした節には葉があると光合成ができて良いが、葉が多すぎる(大きすぎる)と蒸散過多になるので0.5~2枚程度にする。残す葉の枚数は乾燥を意識して、湿度が高いと多く残してもよく、湿度が低いなら減らすほうが良い(推察)
  • カットした増殖の斑は継続する可能性があるが、種からは斑は継続(継承)しない
  • 節ごと(葉)ごとに斑の状態が判定される(推察)
  • 黄色や緑の斑は白斑と比較して継続しやすい(噂)

ということから考えると最適解だと考えています。

モンステラのルール、モンステラ増殖のルールの一部をわかりやすく画像で

こちらはモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーです。モンステラの葉は左右交互に生えますが、向かって左側の葉に斑が多いです

左側の葉に斑が多いホワイトタイガー
左側の葉に斑が多いホワイトタイガー

このホワイトタイガーの茎には、左側のみ斑が入っています。

ホワイトタイガーの茎の斑
ホワイトタイガーの茎の斑

ホワイトタイガーの節ごとに斑の量が増減してるのがわかると思いますが、それにともない葉の斑も増減しています。なので節ごとに判定が入っているんだと推察しています。

そして茎の斑が増えている上部、左側の葉が一番斑が多いです。

そしてモンステラには節ごとにひとつ成長点があり、それは葉の付け根の左右どちらかにあります。

モンステラの成長点の場所
モンステラの成長点の場所

モンステラの成長点は葉柄をつつむ部分(袴?)に隠れていることも多いです。

このモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーの成長点のひとつはこちら。

モンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーの成長点
モンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーの成長点

斑に近い成長点からの芽に斑が入りやすい説が正しいのであれば、この成長点の上あたり、上の節との間でカットして増やすのが最適になります。この節の茎は斑が少ないですが。。。汗

斑入りモンステラの斑を復活させるには?

斑が消えてしまったモンステラの斑を復活させるには、以下の方法が最適なのかなと思っています。

  • モンステラを1節ごと、または2節ごとにカットする
    • 斑に近い成長点の上部をカットする。↑のホワイトタイガーだと左側の成長点の上部が良さそう
  • 葉は1枚程度残す
  • 気根は残して発根に使う
  • 発根、発芽させる

注意点として、最初の葉に斑がなくても徐々に斑が増えていくことがあります。斑が増える葉は通常の緑ではなく、まだらになっていることが多かったです。葉が数枚展開して全く斑がないなら、斑が復活する可能性はかなり低いと思います。

また、斑が増える可能性があるということは、斑が消える可能性もあるということです。なので多く増殖をするのが良いかなと考えています。

参考までにモンステラではありませんが、斑が少ない斑入りヒメモンステラ(ラフィドフォラ・テトラスペルマ)を増殖したときに、6/9(67%)に斑が入りました。

他の斑入りモンステラの斑を復活させる根拠不明な方法、噂については後ほどまとめてご紹介します。

斑入りモンステラの斑についての大前提と基本ルール

斑入りの詳細についてはかなりややこしく、100%理解できていない部分も多いのでざっくりご紹介します。

植物の斑には消えやすい斑と継続しやすい斑がある

モンステラの斑はキメラ(現象?)によるものが多く、そもそも継続しにくい斑です。

斑入りモンステラのような不規則な斑は継続しにくく、フィカス・アルテシマのような葉の周囲の斑など規則的な斑は継続しやすいようです。

あとはグリーンゴーストや実生による斑などは突然変異による斑じゃないかと考えています。

斑入りモンステラの種からは基本的に斑入りモンステラは生まれません。斑入りはのほとんどは増殖もしくは組織培養で生まれたものです。ただ、かなり数万株の1株などかなり低い確率で突然変異で斑入りが生まれることがあるようです。

斑が入るにはいろんな条件がある

斑が入るには、

  • モンステラの斑であるキメラなどの遺伝的要因
  • ウィルス感染
  • 環境要因

などの条件があるようです。

遺伝的要因でもキメラと突然変異があり、キメラのほうが継続しやすいようです。実生のモンステラの斑が継続しにくいのは突然変異によるものだからかなと推察しています。

ウィスル感染は病気なのでいわゆる斑入りモンステラのような綺麗な斑ではなく、変わった斑が入るのではないかと推察します。

環境要因は光の過多や温度障害、栄養過多により斑が入る、簡単にいうと極度な日照不足で葉色が抜けてしまったり葉焼け手前で葉の一部が黄色くなったなども含まれるかと思います。これは継続しませんよね。。

モンステラの斑が消える原因

モンステラの斑が消える原因は大きく3つあるようです。

遺伝的要因で斑が消える

上述したとおり、モンステラの斑は遺伝的に決まっており、また継続しにくい斑なので自然に消える可能性があります。

環境要因で斑が消える

光量過多、肥料の過多、温度や湿度の変化により斑が消えることがあります。

温度、肥料の過多がどう斑に影響を与えるのは不明ですが、肥料や栄養状態で葉の緑色が濃くなると斑が鮮明に見えるようになると思います。肥料についての噂は後述します。

光に関しては後述する噂の項目でもご紹介しますが、光が少ない状態では斑が不鮮明になる可能性はあるかなと思いますが、斑が増えたり消えたりする可能性は少ないかと思います。

増殖のときに斑が消える

増殖時には斑が増える可能性があるものの、逆に斑が減る可能性もあります。

斑入りモンステラを復活させる前にやりたいこと

まずは環境要因により斑が消えてしまっているなら、できるだけ良い状態で斑入りモンステラを育てるのがオススメです。

最適な環境とそうでない場合の育成方法を変える

以下でご紹介する条件を満たせば満たすほど、モンステラは成長しやすいです。

モンステラが成長するときには多くの水、光、肥料を必要とします。水やりの頻度、肥料の頻度は全く変わると思いますので最適な条件にしてみるのがオススメです。最適な環境に近い場合はよく成長するし、なにか欠けると成長が鈍ると考えると良いかと思います。

を当てる

十分な光を与える。真夏の西日の直射日光は論外ですが、可能な限り明るい状態にしてあげるのがおすすめです。徐々に明るい場所に移動させると良いみたい。私は斑入りモンステラを真夏でもカーテンなし東向き窓際においていますが、葉焼けしていません。

適切な肥料を与える

肥料は根っこの酸で溶けて調整しやすいマグァンプKがオススメです。それに加えて液体肥料も与えてもOK。液体肥料は成長期は通常どおり、それ以外は薄め、またはなしでも良いかなと。

私はマグァンプKと液体肥料を1ヶ月に2回くらい、薄めで与えています。液体肥料はハイポネックスの住友液肥1号を交互に与えています。温度25~30度、湿度60~80%くらいなら週1くらいでガンガンあげても大丈夫そう。

適切な水やり

土の表面が乾いたら水やりが基本ですが、寒い環境だともっと少なく、暑い環境だと腰水くらいでもOKかなと。

私は今は底面給水なので強風が吹くベランダ栽培のモンステラは夏場は鉢の1/4が浸かるくらい腰水しています。

温度と湿度の管理

モンステラは20~30度くらい、湿度は60~80%くらいが最適だった気がします。

斑入りモンステラを復活させる方法まとめと考察

斑入りモンステラを調べていたときに、生産者から一般の方まで、多くの斑入りモンステラの斑を復活させる方法が紹介されていました。

私は全ての方法を試した訳ではありませんが、調べた限りでは効果があるのか?と思うものも多かったので、その方法をご紹介しておきます。

ちなみにこれらの方法を否定するわけではありません。

ストレスを与えると斑が復活する

主によく言われているストレスを与えると斑が戻るという説です。ストレスを与える方法として、

  • 寒い状況に置く
  • 鉢を小さくする
  • 根っこを切る
  • 肥料を減らす
  • 水を減らす

というのがあります。

モンステラの斑はキメラの遺伝子要因なので、私はストレスを与えて斑を復活させるというのは環境要因の斑の話とごっちゃになっているのではないかと考えています。環境が遺伝子に影響を与えるかもしれないし、環境要因の斑が入るのかもしれませんが、難しい気がしています。

肥料を減らす(増やす)と斑が復活する

これはどちらの意見もあり、間違っているとも正しいとも言えると思っています。この意見が面白いのは増やす、減らすのどちらの説もあることです。

栄養不足により斑が消えているなら、肥料を与えると斑が復活(戻る)と思います。

肥料過多による成長障害が起きているなら肥料を減らすと斑が復活(戻る)と思います。

どちらにも共通するのは、成長障害が起きているなら、きちんと成長させましょうということ。それだけの話で、遺伝的な斑が増える、減るには関係がない話なのかと思います。

光に当てると斑が復活する

これも斑の明瞭には影響するし、光不足、または光過多による成長障害が出ているなら影響はあるかもしれませんが、斑の増減には関係ないかと思います。

  • 光が少ないとモンステラは葉緑素を増やそうとするので斑が減る
  • 光が強いと葉緑素を減らすので斑が増える

なんだか話はとおっているように思えますし、実際にフィカス・アルテシマは光が多いと斑の部分が大きくなりました。

ただモンステラの斑がそうなるかというと、違う気がします。

季節により斑が変わる

季節斑というのがあるみたいですが、どうなんですかね。。。

成長すると斑が増える

成長すると斑が増えるので、小さいときから斑が多すぎるモンステラは避けたほうが良いという噂もありますが、成長すると斑が消えるケースもあるので、個体差レベルなのかなと。

でも、これら方法で斑が復活したけど?

お伝えしたようにモンステラの斑は基本的に安定しないのです。斑が減ることもあればなにもせずに復活することもあります。

関係しているかもしれませんが、そうではない可能性もあると思います。

斑入りモンステラのちょっと怖い話と興味深い話

私も少し育てている実生の変異株の中には斑入りのものがあります。斑入りも変異株の一種。モンステラを種から育てた場合、斑入りは数万分の1?の確率で生まれるようです。突然変異ですね。変異株の中には葉の形が変形しているものだったり、いろんな個性があります。

その変異株の斑入りは継続しにくいと言われていて、とある人いわく、10株育てて半年で葉が別の株から2枚斑入りが出たのみ、1ヶ月1枚の葉が出たとして60枚の葉のうちの2枚なので、3%ですね。他の方も全滅したみたいなので、相当継続しにくいのだと思います。

これは要因が2つあると思っていて、1つは突然変異による斑は継続しにくいのかなと。

もう一つが怖い話で、とある方法、「あるもの」を土に混ぜると変異株が生まれやすいようです。変異株の中には斑入りもでます。その状態で実生斑入りとして販売。

植替えると「あるもの」が無くなってしまうので、通常の成長に戻り、斑が消える。

これはあくまでも推察です。。

また、日本国内でも斑入りの植物を人工的につくる研究も進んでいるようです。斑入りが簡単にできるようになると楽しそうですが、少し寂しくもありますね。

斑入りモンステラの斑が消えるのが怖いなら・・・

モンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーション 2 のさらに新葉が開きました
モンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーション

クリーム色の散り斑が綺麗なモンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーション、イエローモンスターを購入するのがオススメです。タイコンステレーションとイエローモンスターは同じと考えて良いと思います。

これも真偽不明ですが、タイコンステレーションは継続しやすくつくられた品種という話があったりしますが、シンプルに葉の全体に斑が入る散り斑なので継続しやすいと思います。

タイコンステレーションは人気がありすぎて組織培養で増やされすぎて安くなっているし、斑は綺麗で安定しているし、デリシオーサなので大きく迫力があります。

ボルシギアナは斑が継続しやすいとかの噂もありますが真偽不明で、私の環境では白斑のモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーは斑が安定しません。斑が減ったり、増えすぎたりしています。もちろんホワイトタイガーの魅力も多いですが。

あとは黄色の斑が入るイエローマリリンやボルシギアナのオーレア、は白斑よりは安定しているという噂もあります。

希少ですが緑の斑が入るグリーンオングリーンやグリーンゴースト、グリーンモンスターは葉緑素がある分、斑入りのモンステラよりも成長が早いという噂もあります。

私は斑入りのモンステラを多く育てていますが、最近は斑が多すぎないモンステラが良いかなと考えています。このあたりは好みなので、この記事が良い斑入りモンステラ生活の参考になれば幸いです。

なお、最初に記載していますが間違った情報がある可能性があるので、あくまでのシロウトが熱意だけで雑に集めた情報です。間違った情報や新しい情報があればコメントで教えていただけると助かります。

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