私オオトラはまだ観葉植物育成にドハマリしてから半年くらいですが、実際の観葉植物店、メルカリ、ヤフオクで購入しまくっていて、気づけばに50種類以上の観葉植物に囲まれて生活しています。
12月という冬の厳しい時期からハマってしまったにも関わらず、思った以上に観葉植物たちはとくに問題なく成長してくれています。
いまのところとても運がよく、メルカリやヤフオクで大きな失敗をしていませんが、知らなかったことが多くありました。
- 斑入りのモンステラを買って、うまく育って発芽したけど、葉っぱが開いたら斑がなかった
- 成長が始まる前に、枯れたり腐ったりした
私は両方経験しました。笑
メルカリやヤフオクは通常の観葉植物店よりも安く購入できることが多いですが、個人売買なのでそれなりにリスクがあります。
他の観葉植物にも当てはまることがあるかもしれないので、メルカリやヤフオクで斑入りのモンステラを購入する前に知っておきたかったことをまとめておきます。モンステラにも多くの種類があるので、この記事ではデリシオーサやボルシギアナなどの葉っぱが割れるモンステラに絞ってざっくり書きます。
モンステラを葉っぱの形状で勝手に分類すると、
- 葉っぱの外側が割れるスタンダードタイプ
- 葉っぱの内側に穴が開くタイプ
- 葉っぱが割れないタイプ
があるかなと。
今回の記事では「葉っぱの外側が割れるスタンダードタイプ」で、とくにメジャーなデリシオーサとボルジギアナに絞って記載します。
間違っていることがあればコメントで教えていただけると助かります。
気付いたことは随時、記事に追加していく予定です。
斑入りのモンステラを買うならタイコンステレーション(イエローモンスター)がオススメ
初めて斑入りのモンステラを購入するなら、モンステラ・デリシオーサのクリーム色の斑、葉の全体に散り斑が入るタイコンステレーション、イエローモンスター(ほぼ同じ)がおすすめです。
おすすめの理由は、こちら。
- 人気があって大量に出回ったこともあり価格がかなり安い
- 散り斑が綺麗
- 斑が安定している
- 斑と少し薄い葉の色のコントラストがオシャレ
- 葉焼けしにくそう
私はたまたまタイコンステレーションから斑入り生活を始めましたが、いまはいろんな斑入りを育てているなかで、
斑入りのモンステラには種類がある
斑入り(ふいり)のモンステラとは、もともと緑色(濃い緑)葉っぱのなかに白、クリーム色、黄色、薄緑色などの部分がある株のことです。その斑の入り方、斑の量によって名前が変わったりします。
モンステラにも多くの種類があるので、この記事ではデリシオーサやボルシギアナなどの葉っぱが割れるモンステラに絞りますが、一般的にイメージされることの多いモンステラ・デリシオーサとモンステラ・ボルシギアナについてご紹介します。
私もはじめはモンステラ・デリシオーサとモンステラ・ボルシギアナの違いをあまり考えていませんでしたが、一番最初に考えたほうが良いと思います。
種類に関してざっくりと、理解しておいたほうが良いのは、
- 一般的なイメージのモンステラは2種類。どっしり安定したデリシオーサと少し蔓っぽいボルシギアナ。あとそれ以外のモンステラがある。(2種類以外でも葉が割れるものもある)
- 斑(葉の模様)には白、クリーム、黄色、その他がある
- 斑の色とデリシオーサかボルシギアナかで、名前の組み合わせがある(例:白斑のボルシギアナはホワイトタイガーなど。覚えなくても大丈夫)
デリシオーサ | ボルシギアナ | |
白色の斑 | ホワイトモンスター (天津蘭) | ホワイトタイガー |
黄色の斑 | イエローマリリン | オーレア |
クリーム色の斑 | イエローモンスター タイコンステレーション |
という感じですかね。
斑入りのモンステラ・デリシオーサとモンステラ・ボルシギアナの有名な種類
斑入りのモンステラはざっくり以下の種類を知っていれば良いと思います。
斑入りのモンステラ・デリシオーサの有名な種類と特徴
以下が大きくて幹の節が短くてガッチリしているモンステラ・デリシオーサの主な斑入りの種類です。モンステラ・デリシオーサはモンステラ・ボルシギアナと比較すると斑が消えやすいという噂も。
モンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーション (イエローモンスター)(クリーム色の斑)
タイ・コンステレーション(タイコンステレーション)とはタイの星空という意味らしく、モンステラ・デリシオーサ・タイ・コンステレーションはその名のとおり細かいクリーム色の斑が葉全体に散りばめられたとても人気があり、多く流通しているモンステラです。
モンステラ・デリシオーサ・タイ・コンステレーションは葉っぱも少し黄緑っぽいものが多い気がします。
本来はタイコンステレーションではなくタイ・コンステレーションっぽいですが、モンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーションまたはモンステラ・タイコンステレーションが一般的ですね。
モンステラ・イエローモンスターとも言われています。
モンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーションは斑入りモンステラ・デリシオーサの他のホワイトモンスターやイエローマリリンよりも入手しやすい気がしています。
イエローモンスターやクリームブリュレなど斑の量や色で別名がありますが、同じ種類な気がしています。
メルカリのモンステラタイコンステレーションはこちら。
モンステラ・デリシオーサ・ホワイトモンスター (天津蘭/ 白色の斑)
※こちらはモンステラ・ボルジギアナ・ホワイトタイガーの写真ですが、葉の模様は同じです。
モンステラ・デリシオーサ・ホワイトモンスターは白い斑が入るモンステラです。
ちなみにデリシオーサの白い斑はホワイトモンスターで、ボルシギアナの白い斑はホワイトタイガーです。ホワイトティアーズとか派生種がありますが、斑の量などで命名されているだけで種類は同じだと思います。
メルカリのモンステラ・デリシオーサ・ホワイトモンスターはこちら。
モンステラ・デリシオーサ・イエローマリリン (黄色の斑)
※写真なし
モンステラ・デリシオーサ・イエローマリリン は黄色い斑が入るモンステラです。
モンステラ・デリシオーサ・イエローマリリン は斑入りモンステラ・デリシオーサの他のタイコンステレーションやホワイトモンスターよりも希少性が高い気がしています。
メルカリのモンステラ・デリシオーサ・イエローマリリンはこちら。
斑入りのモンステラ・ボルシギアナの有名な種類と特徴
以下がデリシオーサよりも小さめで、幹の節が長く少し蔓性があるモンステラ・ボルシギアナの主な斑入りの種類です。モンステラ・ボルシギアナはモンステラ・デリシオーサと比較すると斑が継続しやすく、成長が早いという噂も。
モンステラ・ボルシギアナはモスポールに立てると綺麗に育つ気がします。デリシオーサもモスポールに立てると成長が早いと思いますが。
モンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガー (白色の斑)
モンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーは白い斑が入るモンステラです。
デリシオーサの白斑であるモンステラ・デリシオーサ・ホワイトモンスターに対して、ホワイトタイガーとなっています。デリシオーサはモンスターという名前で、ボルシギアナはタイガーですね。
デリシオーサでいうタイコンステレーションのようにクリーム色っぽいものの名前がなく、ホワイトタイガーに入れ込まれている気がします。
メルカリのモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーはこちら。
モンステラ・オーレア (黄色の斑)
モンステラ・ボルシギアナ・オーレアは黄色い斑が入るモンステラです。
デリシオーサの黄斑であるモンステラ・デリシオーサ・イエローマリリンに対して、オーレアとなっています。デリシオーサはモンスターという名前で、ボルシギアナはタイガーですね。
デリシオーサでいうタイコンステレーションのようにクリーム色っぽいものの名前がなく、ホワイトタイガーに入れ込まれている気がします。
メルカリのモンステラ・ボルシギアナ・オーレアはこちら。
その他の斑入りのモンステラの特徴
あとの斑入りのモンステラに関しては、大きく2つに分かれると思います。
- どこかに属するけど、斑が綺麗なので命名されているもの(選抜種:レガシーやプラチナム、グリーンスノー、クリームブリュレなど)
- 普通のモンステラに変異で斑が入ったもの
1に関しては、どれか近しい種類のものと判断すれば良いと思います。ただその際にもデリシオーサなのかボルシギアナなのかは確認しておいたほうが良いと思います。
モンステラ・デリシオーサとモンステラ・ボルシギアナの違い
ちなみに、デリシオーサとボルシギアナは結構違うと思うのですが、よく間違った名前で出品されているので注意です。
モンステラには他にもいっぱい種類がありますが、大きな割れた葉が特徴の2つのモンステラの違いをご紹介しますが、細かい違いがいろいろあってややこしいので、これだけ意識したほうがいいポイントを1つお伝えします。
とても大きなモンステラ・デリシオーサとモンステラ・ボルシギアナの違いを簡単に伝えると、
- 自立するくらいがっちり成長して大きいのがモンステラ・デリシオーサ
- 少し蔓っぽくて自立が難しく少し小さいのがモンステラ・ボルシギアナ
成長した状態をよく見るとわかるのですが、デリシオーサは節間が狭く、がっちりしています。
なので、支柱やモスポールなしでも安定した樹形を保ちやすいのがデリシオーサだと思います。
ボルシギアナの良い写真がないので、、
これはモンステラ・レクレリアナですが、節間が長いイメージはこんな感じです。
ボルシギアナは斑が安定しやすいという噂はありますが、真相はわかりません。笑
ただし、ボルシギアナは正式にはモンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナらしいので、ボルジギアナはデリシオーサの1種(変種)ということになり、ボルジギアナはデリシオーサに含まれることになるかと。
var.はバージョンという意味かと思っていたら、variety(バラエティ)という意味で変種という意味らしいです。
モンステラ・アダンソニーってのはデリシオーサの小型版では?
このあたりがややこしいのですが、2010年ごろ以前は、少し小さいモンステラがアダンソニー、大きいのがデリシオーサという分けられ方をしていたらしいのですが、いま違うようです。
ただ、いまだにその古いアダンソニーとデリシオーサの分け方が使われていることが多いので、混乱しちゃいます。
いまの正しいモンステラ・アダンソニーというのはこちらです。
マドカズラと呼ばれていたものが、モンステラ・アダンソニーになっています。
デリシオーサとボルシギアナはどっちが良いの?
好みだと思いますが、デリシオーサのほうが人気が高く値段が高いと思います。ホワイトタイガーよりもホワイトモンスターのほうが高く、オーレアよりもイエローマリリンのほうが高いです。
斑を楽しむならボルシギアナでも良いと思いますが、ボルシギアナを購入するならモスポールや支柱に立てることを推奨します。樹形が乱れるとスペースもとるので。
ちなみにデリシオーサ系のイエローモンスター、タイコンステレーションは増殖されまくったおかげか、かなり値段が安いです。タイコンステレーションは綺麗なので、値段が下がるのは良いことですね。
モンステラの斑は消える可能性がある(実体験あり)
これがヤバいです。
茎を買って楽しみに育てたら、斑がないモンステラになりましたってことが普通に起こります。というか私のことですね。笑
メルカリやヤフオクで売られている斑入りモンステラは大きく3つに分かれます。
- 茎だけ、茎+葉っぱ、茎+葉っぱ+根っこ
- 新芽、新葉が生えたもの
- 成長中の株
結論からいうと、このうち、”きちんとした”②と③は、出ている新葉、出ている葉を引き継ぎます。①でもトップカットと呼ばれる、最上部をカットして売られているものは、成長を引き継ぎます。
その他のよく売られている茎や葉っぱ1枚のモンステラは、その葉っぱの模様、親株を同じ模様、斑の入り方になるとは限らないですし、私は入らない可能性のほうが高いんじゃないかと思っています。
斑入りのモンステラは茎に斑のラインが入っているのですが、新芽がうまくそのラインを組み込まないと、斑なしだったり、斑が多すぎたりするようです。
以下、詳細です。
①茎だけ、茎+葉っぱ、茎+葉っぱ+根っこをもっと詳しく
今後、私はよっぽどのことがない限り、このタイプは買いません。
ちなみにNHKにも出演されている熱帯植物栽培家の杉山拓巳さんが「株分けで成功するのは6割くらい」と仰っていました。温室があってプロの栽培家で6割です。私は自信がないですね。笑
ちなみに私が買ったモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーは、1枚葉っぱがついてて、茎と根っこがあるもので、一枚ついていた葉っぱはこんな感じでした。
2ヶ月経って開いた葉っぱはこんな感じでした。
これからどうなるかはわかりませんが、斑はだいぶ減る可能性があります。このモンステラ・ボルシギアナ・アルボ・ホワイトタイガーは葉っぱが少し独特なので、別の意味で楽しみですが。
トップカットのモンステラは成長させるのが難しい
この①のトップカットのものも購入しています。それがこのモンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーション。
購入時のモンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーションがこちら。
大きな葉っぱが3枚ついているので、この後が楽しみですよね???
そして2ヶ月半後のモンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーションがこちら。
何も変わっていないです。笑 むしろ1枚減りました。というか1枚葉っぱをとりました。
私が育てるのが下手なのもあるし時期が悪かったのもありますが、新芽は全く動いてないです。ヒーターマットやサーキュレーターを使っていて、これです。
どういうことかというと、トップカットや複数葉がついたミドルカットを土に植えて販売していると、いかにも
今まさに成長しているモンステラです!
というように見えます。
でも実際はカットしてあるので、栄養や水分補給は一旦リセットし、根っこを準備して、根っこができてから成長ということになります。
その期間は長いと1年くらいかかるようです。
で、今回のトップカットがとくにそうですが、葉っぱが3枚あるにも関わらず、根っこが貧弱なのでバランスを崩します。通常、モンステラを増やすときは、葉っぱの蒸散を抑えるために葉っぱを減らしたり、葉っぱをカットします。
それで根っこが整ってきて、バランスがとれて新芽、新葉がでてきます。
でも、
オークションやメルカリではそういう説明はしませんし、葉っぱが多いほうが高く売れるんですよね。
ちなみに普通に成長中のモンステラの葉っぱは、小さいものからだんだん大きくなります。
このモンステラは購入後から順調に成長していて、どんどん新しい葉っぱをだしてくれています。
成長中のモンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーションはこんな感じです。
デリシオーサは最初は地を這うように伸びて、そこから立ち上がっていきます。タイコンステレーションはデリシオーサなので節間が短く、きちんと茎が地上にありますよね?
モンステラって斑が多くなりすぎたり、斑が減り過ぎたら切り戻しといってカットする人が多いみたいです。斑が良かったところまでカットする。
節ごとに芽がでる可能性があるので、節間でカットする。
たぶん、育てている人ならわかると思うんですよ。この節は可能性が高い、低いと。可能性が高いものは残して、あとのものは「親株はこちら」「兄弟株はこちら」って感じで売っちゃう人もいるんじゃないかと思い・・・・。
茎の太さは新芽の大きさに影響する
元株の茎の太さに合わせて、新芽が出てくる気がします。
茎の成長点から新芽が出て、成長し、新葉が開きますが、成長に伴い新芽の茎が太くなります。新芽のサイズは元株の茎の太さに依ると覆うので、太い茎のモンステラの新芽は比較的大きな葉が開くかと思います。まだ数例しか経験していませんが、同じ傾向です。
「発根済み」だから安心できるとは限らない
「このモンステラは発根済です!」
株分けのモンステラは、節だけ、節+葉っぱ、節+葉っぱ+根っこという順番で成功する確率が高いです。だから「発根済です」という表現になるのかと。
ただ、
その根っこ、ただの気根ですよね???
ってのが良く売られています。気根ってのは、
この後ろから出ている根っこのこと。
この写真の気根はちょっと特殊で、モスポールにたてていたので、地中に入っていたのと同じ状態だったものなので、気根の途中から根っこが生えていたりします。
この気根は親株の成長に使われていたものなので、株分け、節だけのものの成長を助けてはくれるものの、この根っこだけでは発芽、成長しないと思います。
この写真のモンステラのようにモスポールに入っていて、気根からさらに根っこが生えているもの、さらに
節に近いところから根っこが生えているもの
であれば、うまく成長する可能性は高いと思います。
私は何回か、節から生えた気根の節から遠いところから根っこが生えているものの気根の途中が腐って、成長が止まりました。
上の写真の状態だと、途中で腐ると根っこがなくなります。というか無くなりました。笑
気根自体がその名のとおり、もともと空中にあったものなので、地中に入れると腐りやすい気がします。
ちなみにこれは斑がなくなったモンステラ・ホワイトタイガーの成長をはじめたときの根っこです。
これくらい生えたら成長するようです。(たぶんこんなにいらないけど)
なので、気根だけの状態のモンステラの節の場合、気根から根っこが生えて、新芽がでて、葉っぱが開いて、新芽から気根がでて、そこから根っこが出たら安定すると思いますが、
数ヶ月の間ずっとお世話をして、それまでに腐ったり、枯れたりするとアウトという状態ですね。
うまく育てる自信がある方は良いでしょうし、上記を知っていて購入するのは全然OKだと思います。けど、知らなかったのであれば、ぜひ知っていただいた上で購入するのが良いと思います。
ちなみに私は上記をわかっていて、とある新芽、新葉がでたモンステラを高い値段で購入して、根っこが腐りました。笑
このサイトのどこかにその成長記録があります。笑
ちなみに、私がいまそういう気根だけのモンステラを買ったとしたら、最初に気根は短く(5cmくらい)カットして植えます。そこから根っこを生やしてもらったほうが安定するし、気根が腐るリスクを減らせるので。
いくらでもあるオークションで斑入りモンステラを買うときの怖い話
私は経験がないことを含め、ヤフオク・メルカリでいろいろ調べたらいろんな話がありました。真偽不明ですが、真の可能性が高そうなのが怖い。
- 木質化したモンステラの節からは新芽がでない(けど売ってる)
- モンステラの名前が違う(これはちょこちょこある)
- 勝手に選抜種や品種(たとえばレガシーや福助など)の名前を使って売っている
- その葉っぱ、斑じゃなくて傷んだり生育不良で変色しているだけ笑
売っているモンステラの状態で値段も成長も大きく変わる
なので、モンステラは種類や斑の多い少ない、斑の綺麗さなどで値段が変わりますが、節だけなのか、節+葉っぱ、節+葉っぱ+根っこなのか、新芽、新葉がでているのか、成長中の株なのかを見て、購入するのが良いと思います。
もちろん、成長中のものは高く、節だけのものは安いです。ですが、そのリスクを楽しめないようであれば、少しお金を出してても良いものを買うのをお勧めします。
詐欺っぽい売り手のモンステラには要注意
「写真をみて判断してください」
みたいなのは、慣れるまでは買わないほうが良いと思います。
親切な人はどういう状態なのかをきちんと書くと思います。
「親株のトップカットです」
「ミドルカットで発根、発芽済みです」
みたいなものは最低書いてあるものを買うと少し安心です。(でも不安ですが)
ちなみに
「新芽がぷっくり」
みたいなのは私は避けます。そのぷっくりは成長点ですが、カットしたあとにその成長するかどうかは、根っこに影響されるからです。親株からの栄養や水の流れと、切ったあとの流れは変わるので。
斑入りのモンステラを買うときの注意点まとめ
とにかく、慣れるまでヤフオクやメルカリで高いモンステラを買うときは、
- 茎だけのモンステラ
- 茎と根(気根は要注意)と葉っぱだけのモンステラ
- 大きな葉っぱが何枚か鉢に刺さっているモンステラ
を避けると良いと思います。
逆に購入しても良さそうなモンステラは、
- 新葉が(複数だと尚良し)でていて、綺麗な斑がある
- 順調に成長中の株
という感じですかね。
オマケ:形状でざっくり分類したモンステラの種類
勝手に分類したモンステラの種類を簡単な説明付きでまとめておきます。斑入りは省きます。
葉っぱの外側が割れるスタンダードタイプ
ほとんどが品種としてはデリシオーサに含まれると思う。
モンステラ・デリシオーサ
一般的な葉っぱの外側が割れてが大きくなるモンステラ。
モンステラ・ボルシギアナ(デリシオーサ var.ボルシギアナ)
デリシオーサよりも小さく、節間が長く、ひょろっとした感じ。それでも大きいけどね。
モンステラ・マルモラータ
海外サイトでしかみたことないですが、ボルシギアナっぽい感じ。マルモラータ=大理石なのでボルシギアナの斑の特徴を指しているだけかもです。マルモラータ・オーレアというのは3色入りでめちゃかっこいい。
モンステラ・バールマルクスフレイム
細葉で炎のような葉っぱの希少品種。成長が遅い気がする。
モンステラ・ジェイドウィング
肉厚のボコボコの葉っぱで、モスポールや木に活着すると葉っぱが割れる。
モンステラ・サブピンナータ
葉っぱが割れるというか笹っぽいというか細い葉っぱが複数生えている?
変異系
ぼぼデリシオーサだけど、特徴的なので名前がついているモンステラ。
モンステラ・コンパクタ
小型のデリシオーサで、小さいときから葉が割れるとか。
モンステラ・福助
小型で丸葉の選抜種。
モンステラ・マクロコズム
葉の切れ込みが深く、穴が多く開くデリシオーサ。
モンステラ・スケルトン
深い切れ込みの選抜種。
葉っぱの内側に穴が開くタイプ
デリシオーサのように半蔓性ではなく、蔓性のものが多い(全部?)。基本的には大きくならないけど、モスポールに立てたり大木に寄生(活着)するとデカくなる。ポトスもそうだよね。
モンステラ・アダンソニー(マドカズラ)
以前は小型のモンステラをアダンソニーと言っていましたが、いまはマドカズラがアダンソニーです。葉っぱの中に窓が空く。蔓性でそこまで大きくならない。
モンステラ・アダンソニー・ラニアタというちょっと大型(それでも普通のモンステラよりは小さい)の種類もある。
モンステラ・オブリクア
マドカズラよりも葉に大きな穴が空くモンステラ。オブリクアにもいろんな種類があり、ペルーという種類がとくに大きな穴が空く。
モンステラ・レクレリアナ
成長すると葉っぱの内側に横向きに穴が空く。たぶんかなり大きくならないと割れない。
モンステラ・エスケレート
葉に対して横長の穴が空くモンステラ。マドカズラと同じく蔓性で、そこまで大きくならない。
モンステラ・アクミナータ
マドカズラに似ている。葉が小さく先端が細くないらしい。
モンステラ アカコヤグエンシス
大きくなるタイプ。
葉っぱが割れないタイプ
葉っぱに穴があくタイプと同様、蔓性でそこまで大きくならないタイプがほとんど(全部?)。活着すると(以下省略)。
モンステラ・ジェイドシャトルコック
sp.ペルーとも言われる肉厚でボコボコした葉っぱが特徴。
モンステラ・シルテペカナ
ジェイドシャトルコックのようにボコボコした葉っぱが特徴ですが、葉の色が薄く葉にシルバーが入る。複数種類があり、エルサルバドルが人気っぽい。
モンステラ・スタンデリアナ
通称ハネカズラ。やや肉厚で細めの葉っぱ。以前はフィロデンドロン属だったらしい。
モンステラ・ドゥビア
スキンダプサスのような小さいシルバーの葉っぱと緑の葉脈で、木に着生するらしい。
オマケ:斑入りモンステラを整理してみる
斑入り(バリエガータ / バリエゲイテッド)のモンステラにはいろんな名前がついています。メジャーなものからマイナーなもの、勝手に名前をつけているものまで。写真で推察しているものもあるので、参考までに。
ただ、販売時にはメルカリやヤフオク、植物屋さんでも、かなり表記がミスっているもの(わざと?)も多いので注意。
モンステラ・デリシオーサ系
白斑のモンステラ・デリシオーサ
- ホワイトモンスター(天津蘭)
- ミント(オーシャンミント)
- ホワイト ティアーズ
- ホワイトスノー?
- デビルモンスター
黄斑のモンステラ・デリシオーサ
- イエローマリリン
クリーム色斑のモンステラ・デリシオーサ
- イエローモンスター
- タイコンステレーション
- レガシー
- プラチナ
- グリーンスノー?
- クリームブリュレ
緑斑のモンステラ・デリシオーサ
- グリーンオングリーン
- グリーンゴースト
- グリーンモンスター
モンステラ・ボルシギアナ系
白斑のモンステラ・ボルシギアナ
- ホワイトタイガー
黄斑のモンステラ・ボルシギアナ
- オーレア
緑斑のモンステラ・ボルシギアナ
- セブブルー?
こうやって整理するとデリシオーサ系が多い、とくにクリーム斑のものが多いですね。
クリーム色斑のモンステラ・デリシオーサ、イエローモンスターやタイコンステレーションは人気だったっぽいのでメリクロン(組織培養)も活発になり、大量に出回り、値段もかなり下がったっぽいですが、大量に出回った恩恵で斑が綺麗なものが多く生まれ、選抜されて命名されたものが多い気がします。
イエローモンスターやタイコンステレーションは散り斑ということもあり、ホワイトタイガーと比較しても葉焼けに強い気もしますし、人気がでるのもわかります。
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