【2024年完全版】モンステラの増やし方 株分け増殖方法まとめ

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モンステラのミドルカットの茎伏せからの新芽

モンステラにハマり、1年経たないうちに30株以上育てているシロウト園芸です。笑

モンステラが大きくなりすぎたので切り戻しをしたい、お気に入りのモンステラが無くなるのが嫌なので保険の株を持っておきたい、斑入りモンステラの斑が消えたので斑を復活させるために切り戻しをしたいなどなど、いろんな理由でモンステラを切り戻し、増殖することが増えてきました。

モンステラの増殖方法をYouTubeやブログ、国内だけではなく海外を含めていろいろ調べていたのですが、情報がバラバラすぎるので、この記事でまとめてみました。

私もモンステラの増殖をやるまではめちゃくちゃ不安でしたし、今でもカットするときはせつなくなりますが、慣れると楽しいし簡単です。

私がモンステラを増やしたいときに知りたかった情報もご紹介しておきますが、あくまで園芸歴1年未満のシロウトの意見なので参考程度にご覧ください。

目次(クリックで移動できます)

モンステラの増やし方 増殖方法の全体の流れ

モンステラの増やし方の流れをざっくりと。詳細や細かいコツは後述します。

STEP
増やすモンステラの株(親株)、時期を選ぶ

モンステラの親株選び

増やすモンステラ(親株)は元気なほうが好ましい。事前にきちんとモンステラに水を与えておくのも大切。

モンステラ増殖に適した時期

時期は春〜真夏を避けた夏、秋くらいまでの成長期が推奨ですが、室内で年中気温が15度以上あればいつでもOKかなと。

また、モンステラの新葉が開きかけであれば、葉がきちんと開いてから増殖するのが良いらしい。

STEP
モンステラ増殖の事前準備をする

モンステラの増殖に必要な道具(必須)

  • 剪定バサミ:モンステラの茎をカットするので、切れる大きさのハサミ。園芸用が好ましいが普通のハサミでもOK。事前に洗剤で洗っておく。ハイターに浸けたりや熱消毒しておくとなおよし。
  • 植木鉢:カットしたあとのモンステラを入れるため、必要最小限のサイズをカット数分用意、一鉢に複数の株をおいてもOKだけど水管理がちょっと大変になるかも
  • 培養土:水苔がベストですが、小粒の無機質用土(鹿沼土、赤玉土など)、ベラボンでもOK

モンステラの増殖に必要な道具(あれば良い)

  • 癒合剤:トップジンMペーストなど切り口から雑菌が入るのを防ぐ、アロンアルファでもOK
  • ナイフ:カッターや包丁でもOK、カットしたあとの切り口を整える
  • 支柱:カットした茎についた葉を支える
STEP
モンステラをカットする

モンステラの節の中間をカットする。カット後に5分ほど水につけてアク抜きをすれば良いと言われているが真偽不明。私はいちおうやっています。

カットの断面は清潔なナイフやカッター、包丁で綺麗に整えると良い。

水差し以外の方法の場合、切り口から菌が入るのを防ぐため、トップジンMペーストなどの癒合剤を塗るかアロンアルファで固めるか、かさぶたをつくるために乾かすと良い。私はトップジンMペーストを塗っています。

気根はあったほうが良く、気根をまるまる残す人もいますが、私は長い気根が邪魔なのでカットします。気根の先から発根しても、今後ずっと成長、管理の邪魔になります。

また後述しますが、空気中にあった気根は土中や水中で腐りやすいです。モスポールを立ててモスポール内に気根をはやしておくか事前に取り木しておくと良い。

STEP
カットしたモンステラを植える

モンステラのカット部分をそれぞれの状態に応じて、水、水苔、用土のいずれかに植える。

推奨は水苔、ベラボン。用土の場合は無機質用土推奨。用土にはマグァンプKなどの元肥は入れても良いですが、普通の肥料は不要。密閉するならカビ防止のために肥料は入れない。

私は植えたあとにメネデールで浸すことが多いです。

水差しの場合は、植替え1~2週間は毎日水交換推奨。水には根腐れ防止のケイ酸塩白土やゼオライトを入れると良いとのことですが、真偽不明。私はお守りがてら入れています。

STEP
子株が発根、発芽する

早ければ半月以内に発根、発芽します。長ければ数ヶ月かかることもあるらしいです。。

モンステラの茎が腐るまではチャンスタイム。

STEP
子株を鉢に植え替える

水差しの場合は用土に植え直し、その他の場合は成長に問題なさそうならそのままでもOK。

私は元肥のマグァンプKを入れたり、コバエが発生しやすい水苔をやめたいので1~2枚くらい新葉が出たら用土に植え替えます。

モンステラを増やすときに関係する部位の名前

まずはモンステラの部位の事前情報を画像でご紹介。

モンステラの部位
モンステラの部位

モンステラは株元から茎が生えていて葉ごとに節ができて、葉柄の先に葉があります。気根は湿度が高かったりすると節近くから生えてきますが、生えない場合もあります。

モンステラを増やすときには節と節の間でカットします。

モンステラを増やすとき、発芽させるには成長点が必要で、成長点は節の近くすぐ上にあります。また成長点は葉柄の根本の左右どちらかにあることが多いです。成長点は葉柄カバーみたいな薄皮(袴?)に隠れていることも多いです。

モンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーの成長点
モンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガーの成長点
モンステラの成長点の場所
モンステラの成長点の場所

葉柄だけだとカットしても新芽はでません。

この写真はボルシギアナ(モンステラ デリシオーサ var. ボルシギアナ)というモンステラでも節間が長いタイプのモンステラですが、一般的なデリシオーサだともっと節間が短いです。

モンステラのカット方法と呼び方、それぞれの特徴

モンステラのカットは位置によって呼び方が変わります。頂芽(一番上の成長している部分)が含まれるものをトップカット、中間をミドルカット(ミッドカット)、株元をボトムカットといいます。

上述しましたが、カットするときは以下の画像の線部分、節と節の間でカットします。

モンステラ増殖時のカット位置と名前
モンステラ増殖時のカット位置と名前

節と節の間でカットするのは、成長点が節のすぐ上にあるため、成長点を残すためです。また葉があると発根、発芽が早く、気根も節近くに生えるので何もない節の間でカットします。

モンステラの株分け時の新芽の大きさは親株の大きさによって変わります。

モンステラのトップカットの特徴と株分け後の成長の仕方、増殖方法

最上部のモンステラのトップカット。この場合でもきちんと節を残しておくこと必須です。たとえば株分け時に2分割だけしかしなかった場合、上部がトップカットになり状況によってはほぼ成長をとめることなく成長します。

  • 増殖方法:挿し木、水差し
  • 成長の仕方:いままでの成長を継続して、最上部から新葉が出てきます
  • メリット:斑入りなどは、そのまま継続する可能性が高い。茎や根の量が多ければ、早めに復活する
  • デメリット:気根が無い場合、成長していない場合が多く、成長を再開するまでに時間がかかりすぎる場合があったり、根の量と葉のバランスがとれずにダメになるケースがある。

トップカットの成功例

このモンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーションは株元近くで3分割したので、ほぼ成長をとめることなくトップカットが成長しました。

斑が消えたモンステラ(植物)を復活させる方法

トップカットの失敗例

このモンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーションはトップカットを購入して根腐れしまくって、葉を落としながら4ヶ月半動きがありませんでした。

モンステラ・イエローモンスター・タイコンステレーション

モンステラのミドルカット(ミッドカット)の特徴と株分け後の成長の仕方、増殖方法

中間部分のモンステラのミドルカット。株元と頂芽以外の全てなので一番多く存在し、メルカリやヤフオクなどで売られていることも多い部位。

節のみ、節に葉が生えたもの、節に根(気根)が生えたもの、節に葉と根が生えているものなど、いろんなパターンが存在し、←に紹介した順番に発芽しやすいと思います。ただ、気根の状態や葉の状態、茎の状態によって成功する確率は変わります。

  • 増殖方法:茎伏せ、水差し
  • 成長の仕方:成長点から新芽がでてきて育ちます
  • メリット:斑入りなどは、そのまま継続する可能性が高い。茎や根の量が多ければ、早めに復活する
  • デメリット:気根が無い場合、成長していない場合が多く、成長を再開するまでに時間がかかりすぎる場合があったり、根の量と葉のバランスがとれずにダメになるケースがある。

ミドルカット(ミッドカット)の成功例

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ オーレアを葉が一枚、気根がある状態で用土に植えて発芽しました。

モンステラのミドルカットの茎伏せからの新芽
モンステラのミドルカットの茎伏せからの新芽

気根が少しだけだったモンステラ・デリシオーサの変異株から新芽がでました。

モンステラのミドルカットの茎伏せからの新芽
モンステラのミドルカットの茎伏せからの新芽

ミドルカット(ミッドカット)の失敗例

この水苔に植えたホワイトタイガーのミドルカットはまだ腐っていませんが、茎が変色(腐って)してきているのでたぶんダメかなと。

ホワイトタイガーのミドルカット(ミッドカット)の茎伏せ失敗例
ホワイトタイガーのミドルカット(ミッドカット)の茎伏せ失敗例

モンステラのボトムカットの特徴と株分け後の成長の仕方、増殖方法

株元のモンステラのボトムカット。根が十分にあるので成功率が高く、早く発芽する印象です。ただ木質化していたり新芽が枯れている株もあるので注意が必要です。

私はトップカット、ミドルカット、ボトムカットだと、ボトムカットが一番良いと思います。

  • 増殖方法:もとの鉢のまま
  • 成長の仕方:最上部に近い成長点から新芽がでて育つ
  • メリット:しっかりとした根がある場合が多いので、成長が早い
  • デメリット:成長点が古くなっている、木質化している可能性がある。真偽不明ですが古い成長点のほうが発芽が悪いという噂あり

ボトムカットの成功例

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ オーレアのボトムから新芽が2つ出てきています。

モンステラのボトムカットから発芽
モンステラのボトムカットから発芽

ボトムカットの失敗例

写真はありませんが、モンステラ・デリシオーサ・タイコンステレーションのボトムカットは2つ新芽がでた途中で成長が止まり、鉢内をみると根腐れしていました。

モンステラの増やし方、増殖のコツ、ポイント

適温、最適な湿度で成功率が変わる

株分け後は温度20~30度、湿度60〜80%くらいで管理するのがオススメです。またジップロックや収納ケースに入れて密閉して湿度100%にしている方もいます。密閉の場合はカビが生える可能性があるので注意です。

葉があると良いが多すぎ注意

増殖時に葉があると光合成、蒸散してくれるので葉を残すと良いです。ただ葉が多すぎると蒸散過多になるので注意。その判断はなるべく葉を残しておいて、葉がしおれてくるようであれば葉の数を減らす、葉をカットすると良いと思います。

蒸散過多になるかどうかは、普通の植物育成と同じく、気温、湿度、根の量や質、元株の元気さ、カットされたモンステラの鮮度などによって変わると思います。

私は子株もなるべく蒸散させながら育てるのが良いと考えています。

光はあったほうが良い

カットされていても葉、そして少し茎も光合成するようです。直射日光の屋外とかは厳しいと思いますが、明るい日陰など、なるべく光があたるところのほうが発根、発芽が早いようです。

私は腐り防止も兼ねて、なるべく光にあてて光合成させ、水を使うようにさせて、新鮮な水を与えられるようにしています。

気根を良い状態で残しておく

モンステラの気根は空中にある気根を土中、水中に入れると腐りやすいです。逆に土中の気根を空中におくと枯れることがあります。

理想はモスポールに気根を入れておくと、気根が水苔に慣れた状態になるので、株分け時にすぐに動いてくれます。

やったことはありませんが取り木の要領で、株分け1ヶ月くらい前から株近くの気根に水苔をまいておいてラップやジップロックなどで固定しておくと、気根から根がでてくるので成功率が上がります。

節は多ければ多いほど可能性が上がる

1節ごとにカットするよりも、複数節を残してカットするほうが増殖が成功する可能性があがります。

複数節だと茎の途中にある成長点が生きていない可能性を別の成長点でカバーできたり、腐った場合に切り落とせたり、茎自身の体力が強くなります。

根は大事だが多すぎ注意

これは誰も言っていないので私の感覚ですが、根が多すぎると根腐れする可能性が高い気がしています。根は水を吸うが、蒸散できないのでダメになってしまうのかなと推察しています。

なので私は多い根っこはカットしてから植えています。

挿し木、茎伏せ時の水分量に注意

挿し木茎伏せ中の水切れはやったことはないですが、水が多すぎると腐りやすくなる気がしています。

発芽発根待ちのモンステラは水の消費がかなり減っているので、やや湿っているくらいをキープするのが良いんじゃないかと思います。

気根の下から新芽が出ることもあるよ

基本的にはモンステラの株分け時には頂芽に違い成長点から新芽がでます。以前、ホワイトタイガーで気根の株元のほうから新芽がでたことがありました。どの成長点からも発芽する可能性があるってことですね。

ココチップ (中粒)+ 軽石(中粒) ×収納ケース 密閉で放置する?

私はやったことがありませんが、とある方がご紹介していた方法で、ココチップと軽石を混ぜたものを透明収納ケースに入れて株を入れて、底に水を浸して密閉、放置で発芽させるという方法もあるようです。

成功率がわからないのと、時間がかかっているケースが多いっぽいので私はやっていません。

古い株は発芽しにくい

何度かカットされたようなモンステラを購入して株分けしたことがありますが、腐ってしまうことが多かったです。分岐して分岐して育っているような株の分岐前の成長点などはダメになっているのか、気根も生えて枯れてなくなってしまっていることも多いので、成功率が下がるのではないかと思います。

モンステラの増殖のおもな3つの方法

モンステラの増殖のおもな3つの方法は、挿し木、茎伏せ、水差しです。

モンステラの挿し木

モンステラの挿し木
モンステラの挿し木

モンステラの挿し木は、成長点がある株を用土や水苔に挿すだけ。支柱を添えてあげると安定します。気根の量にあわせて鉢サイズを選ぶと良いと思いますが、根腐れ防止のために小さめの鉢がオススメ。

肥料はマグァンプKなどの元肥は入れてもよいですが、基本的はほぼいらないかなと。

トップカットは挿し木1択、ミドルカットでも挿し木可能です。

モンステラの茎伏せ

モンステラのミドルカットの茎伏せからの新芽
モンステラのミドルカットの茎伏せか

モンステラの茎伏せは用土や水苔に茎を乗せる、または少し埋めるだけ。気根の位置がわかるなら下向きにすると良いです。茎伏せも鉢サイズは小さめでOK。肥料はマグァンプK以外は不要。複数の茎を同じ鉢においてもOKですが、気根の量が違うなら分けたほうが良さそう。

茎伏せはミドルカットでよく使われます。

モンステラの水差し

モンステラの水差し
モンステラの水差し

モンステラの水差しはカットしたモンステラを水に漬けるだけ。カットしたペットボトルに浸けてもOK。腐り防止にケイ酸塩白土やゼオライトを入れておくと良いと言われますが真偽不明。

水差しするときはカット部分に癒合剤やアロンアルファは塗ってはいけない。モンステラがカット部分から水を吸って成長するので。

気根があれば一緒に水に入れてOK。葉がなくても水に入れてOKらしいですが、株が古かったこともあってか私はうまくいきませんでした。

モンステラの水差しは成功率が高く、根や茎の状態がわかりやすい。ただ、全体的に発根、発芽が少し遅い気がします。また水差しの根は土に対応しづらいので土に植え替えたときに腐る可能性があります。

土に植えるときに根っこを少しカットして、土に適応した根を生やせるようにするという方法もあるみたいですが真偽不明。

私は気根が全くないモンステラの場合、水差しします。

結局、モンステラの株分け、増殖はどの方法が良いの?

私がモンステラの株分けをするときは、

トップカット:水苔で挿し木 (気根が良い状態なら用土)

ミドルカット:水苔で茎伏せ (気根が良い状態、葉があるなら用土、気根が全くないなら水差し)

ボトムカット:用土でそのまま

という感じでしょうか。室内温室の湿度60~85%くらいのところでやります。

水苔は抗菌作用があるっぽいのと、やや湿っているという状態をキープしやすく、 軽く抜いてほどいて株の状態をチェックしやすいというメリットがありますが、コバエが発生しやすく、植替え時に根っこにからまりやすいというデメリットがあります。

ただ安物の水苔はすぐにカビが生えるらしいので注意です。ニュージーランド産推奨、チリ産でもOKかなと。

モンステラの株分け、増殖のよくある問題と対策

根が出ない、新芽が出ない場合

環境は元株の状態によっては数ヶ月かかることもあるらしいので、茎が腐らない限り、待ってあげるのが良いと思います。

最適な温度、湿度、光があると発根、発芽しやすくなります。

腐ってきた気がする

茎が変色、新芽の成長が止まった場合は根っこをチェックした方が良いです。そして腐った部分はカットする。

モンステラは節があれば発根するので、節を残しながら安全圏までカット、茎の中や根の中の変色がなくなるまでカットしましょう。

モンステラの株分けの成功率はどれくらい?

プロの方が言っていたモンステラの株分けの成功率は60%くらいだそうです。ただ、シロウトで室内温室がある私が上記の方法でやるようになってから、

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ オーレア:5分割 / 5株発芽 =100%

モンステラ・レクレリアナ バリエガータ:9分割 / 9株発芽 = 100%

モンステラ・デリシオーサ タイコンステレーション:3分割 / 2株発芽 = 67%

と、他の植物を含めてほぼ成功するようになりました。

ただ、過去には古い株や変な株でやったときは、ほぼ全滅みたいなときもありました。笑

そして葉が無い、気根がない茎伏せはほぼ腐っていました。笑

その確率を考えて株分けすると良いかなと思います。

よいモンステラ増殖ライフを

私は初めてモンステラをカットするときは本当に震えましたし、いまでも緊張します。

ただ増殖がうまくいって、親子の違いなどを見ながらモンステラを育てるのは本当に楽しいです。

今回ご紹介したモンステラの増殖方法は、いろんな方が共有してくれたものをまとめたものが中心です。先人たちのノウハウ、共有に感謝です。

これからももっと良い増殖方法がないかをトライしていきます。

どなたかの良きモンステラライフの一助になれば幸いです。

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