底面給水にして葉水をやめたらメリットが多すぎました

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底面給水にして葉水をやめたらメリットが多すぎました

いま我がオオトラ家では80種類以上、株数だと100株以上の観葉植物を育てています。7ヶ月ほどの間でそれだけの植物が増えちゃいました。笑

深刻な観葉植物置き場所が無い問題も発生しています。

いまの観葉植物の置き場所は、仕事部屋東側窓際、リビング東側窓際、リビング北側窓際、そして仕事部屋の室内温室、7月後半からベランダも。湿度、温度、日当たりもバラバラの環境です。

植物の数が増えたことにより、管理が大変になるだけではなく、病気っぽいものも出てきたり、問題もでてきました。

そこでいろいろ調べていて、とあるイギリス?のYouTubeに出会い、2ヶ月ほど前から底面給水しました。腰水ではなく底面給水。腰水の植物もあるけど。。そのYouTubeの方は5年以上底面給水しているらしいですが、絶好調らしいです。

ちなみにオオトラ流の底面給水は普通の底面給水とは少し違い、少し手間が増えますがデメリットを解消する方法にしています。

そして葉水をやめました

結果、メリットが多すぎました。大きなデメリットはいまのところありません。

めちゃくちゃ楽になりました。

観葉植物の管理が大変、コバエに悩まされている、土に藻や苔が生えてきた、根腐れに悩まされているなどなど、通常の観葉植物の育て方でお困りの方の参考になれば幸いです。

目次(クリックで移動できます)

オオトラ流の底面給水の目的

私の底面給水の目的はシンプルで、植物が健康的に育つことです。

手間が大幅に削減されたことは、大きな価値がありましたが。

オオトラ流の底面給水の方法

底面給水にして葉水をやめたらメリットが多すぎました

底面給水とはその名前のとおり、鉢の底から水をあげることですが、いろんなやり方があります。

オオトラ流の底面給水のやり方は、

受け皿にじょうろで水をあげる

これだけです。笑

上の画像のように受け皿が浅いものの場合、何度か水をあげます。水をあげた途端に水を吸い上げているのがわかります。

この下の画像のようにプレスレラと100均のデスク収納を使っているものは、底面給水やりやすいです。

購入時のモンステラ・デリシオーサ var. シエラナ

オオトラ流の底面給水の水の量

表土が濡れるか濡れないかくらいで、受け皿の水が2日以内(1日以内推奨で数時間でもOK)になくなるくらいを目安にしています。

水の量は鉢の用土が水を蓄えられるくらい。水の吸い上げに少し時間がかかるので、理想をいうと9.5割くらいの土が濡れるくらいを目安にしていますが、表土が濡れるくらいのことが多いです。

いまは表土に鹿沼土を敷くことが多くなりましたが、時間がたてば鹿沼土が変色してきて染みてきているのがわかります。

受け皿に水をずっと貯めているわけでないので、腰水ではないです。ここがとても重要なポイントです

オオトラ流の底面給水のメリット

オオトラ流の底面給水の多すぎるメリットをご紹介します。

手間が大幅に減った

いままでの水やりはシンクに鉢ごと持っていって、水を流していました。いまはジョウロで受け皿に水をあげるだけ。シンクとの往復が格段に減り、時間が大幅に短縮されました。

鉢を移動させないことで植物のストレスを減らせる

植物は移動させられることにストレスを感じ、成長を阻害させるようです。(ストレスが全て悪影響ではないと考えていますが)

底面給水だと鉢の移動が(ほぼ)ありません。

水、肥料、活力剤の節約

シンクで水を流すときは多くの水、肥料、活力剤が必要ですが、底面給水だと植物と土が吸う分だけあげるので使用量が格段に減りました。

コバエ対策

コバエは土の表土3cmくらいまでに生息したり卵を産んだりするみたいですが、底面給水だと表土が乾きやすいのでコバエが生息しにくくなります。

後述する葉水をやめた理由のひとつも、このコバエ対策でした。

表土に藻が生える、苔が生える対策

とくに室内温室で起こっていた問題で、土の表土に藻なのか苔なのかが生えてしまい、無機質用土にもかかわらず、そこにコバエが生息、卵を産んでしまうことがありました。

上述のコバエ対策同様、表土が乾きやすくなることで、藻、苔が生えにくくなりました。

後述する葉水をやめた理由のひとつに、この表土の苔、藻問題もありました。

オオトラ流の底面給水のデメリット

通常の底面給水には、土がずっと水に浸ることで、根腐れ、用土の劣化などのデメリットがあります。

オオトラ流の底面給水は長期間水を貯めておかないので、ずっと水が土に浸ることのデメリットはかなり少ないと考えています。それでもデメリットはあると考えています。

水と一緒に空気を送り込めない?

植物に鉢上から水をあげる通常の水やりのときには、水と一緒に新鮮な空気を送りこんでいるようです。水流で鉢内の空気の入れ替えが行われるのかもしれません。

我が家ではサーキュレーターなど比較的空気が動いているので、問題ないかなと考えていますし、サーキュレーターが届いていない状況でも問題はでていません。

老廃物が溜まる

これは普通にじょうろで水をあげても同じだと思います。シンクなどで水を垂れ流すことで土内に溜まった老廃物や余計な肥料を流すことができるようです。

なので底面給水であろうがジョウロで水をあげようが定期的に水をかけ流す必要があります。

オオトラ流の底面給水の注意点

肥料は薄めに

私は植物に元肥としてマグァンプKと液体肥料をあげています。液体肥料は月2回程度。液体肥料の希釈倍率は通常の倍以下くらいにしています。

濃い液体肥料に根っこが浸かると根の先が痛むことがあるらしいので、薄めて使っています。

どうしても鉢から飛び出した根っこなどは直接水に触れるので。。

月1くらいは水を掛け流す

上述した老廃物や余計な肥料を流すため、月1くらいで水を掛け流すのが良いと思います。そのときに一緒に葉っぱも洗っています。

給水する鉢を分ける

私は3つ同じ受け皿に入っているものもありますが、給水タイミングが変わる、病気が蔓延するのを防ぐため、1鉢ずつの受け皿を用意するのが推奨かなと。

いろんな底面給水の方法がある

底面給水にはいろんな方法があって、私も使っていますが底面給水鉢を使う方法や、腰水をキープする方法、ポンプなどを使って酸素を含んだ水やろ過した水を循環させたりする方法もあります。

水の循環システムは憧れますね。笑

水を循環させるまでやるなら水耕栽培=ハイドロカルチャーですかね。。。

腰水で管理したいなら

受け皿に水を貯めて管理する腰水にするなら、根鉢状態にしておくと良いらしいです。鉢を小さくして、少しずつ腰水に慣らしていく。

そうすることで根腐れせずに腰水管理で育てられるようになるそうですが、やっていないので真偽はわかりません。

植物のレンタルの会社を運営されているチワワ社長のYouTube「観葉植物チワワと」さんで、腰水管理についてご紹介されています。

植物レンタルは企業や店舗に植物をレンタルする関係上、一定期間ごとにメンテナンスすることになるので腰水管理が必須になるようです。腰水管理の成功事例としてとても参考になります。

葉水をやめた目的とメリットとデメリット

底面給水とあわせて葉水をやめました。とくに私が多く育てているサトイモ系などは湿度が好きなので葉水を推奨している人が多いです。私も観葉植物を育て初めてからずっと毎日1~2回葉水をしていました。

そしてモンステラの葉にカビ?病気?がでてしまったので、いろいろ調べた結果、葉水をやめることにしました。

当時は温室内の湿度が90%を超えていたことが原因かもしれません。

それ以降、とくに問題を感じていません。冬の乾燥する時期になったら温室は葉水をするかもしれませんが、それまでは葉水をやめます。

これも手間が大きく削減されました。

葉水をやめたの目的とメリットとデメリット
葉水をやめたの目的とメリットとデメリット

葉水をやめた目的

葉水をやめた目的は植物を病気やカビから守り健康に育てるため。葉水のメリットがほぼなく。デメリットが多すぎるから

大前提として、正しい葉水というのは、

  • 葉っぱの両面をビシャビシャに水が滴るくらい霧吹きで水をあげる
  • 垂れた水は鉢に入れないようにする
  • 長時間葉に水が残るようであれば拭く

らしいですが、こんなことできますかね?これやるくらいならシンクでシャワーかけたほうが早くないですかね?笑

そこまでやっている生産者さんはいるんですかね?

「葉水が良い」というのは生産者さんのアドバイスではないかなと思っていて、温室などで噴霧器やスプリンクラーでの散布するのと、霧吹きで葉水をすることは全然違うと思います。

温室で温度を管理し、風をまわし、噴霧器はスプリンクラーでたっぷり葉水をしながら温室全体の湿度をあげるメリットは大きいと考えています。

それと部屋で霧吹きでちょっとだけ数株、床がビショビショにならないレベルでの葉水は似て非なるものじゃないかと。

ちなみに家での正しい葉水は葉っぱの両面がビシャビシャになるくらい霧吹きをして、数時間で乾く環境、サーキュレーターなどの風を間接的にあてるのが良いみたいですが、それならシンクで洗ってあげたほうが良いなと。

生産者さんも良かれと思ったアドバイスだと思いますが、なんちゃって葉水ならデメリットが多すぎるのでやめたほうが良いと考えました。

葉水の効果:空中湿度が上がる?乾燥を防ぐ?

葉水を検証している情報や動画をみましたが、湿度があがるのは数分でした。加湿器でないと効果はないと思います。ただ温室などの閉鎖空間だと長時間、湿度は上がるので効果はあると思います。

そのメリットより表土やに汚れや水が落ちてしまうデメリットが勝る気がしています。

葉水の効果:害虫対策?

噴霧器やスプリンクラーをまわしている温室でもハダニやカイガラムシ被害があること、対策するにはしたたるくらいの葉水が必要なことから、気持ち程度かなと。

水が滞留することで菌が繁殖したり病気になるリスクのほうが高い気がします。

葉水の効果:成長促進?葉がキレイになる?

葉がキレイになるので光合成効率があがり成長を促進させる効果が期待されるそうですが、軽い葉水ではホコリや汚れは落ちないです。キレイにするならシャワーで流すだけでも不十分できちんと拭く必要があるかなと。

葉水をやめたメリット

  • 手間が大幅削減
  • 変な葉の枯れが減り、菌の病気がなくなった
  • 土の表面が乾きやすくなり、藻や苔が生えにくくなった =コバエ対策にもなる
  • 土の表面が乾きやすくなり、水やりのタイミングがわかりやすくなった

手間が減ったこと、菌や病気が減ったことはともかく、土の表面が乾きやすくなることが大きなメリットでした。

葉水していると表土が濡れてしまうことが多く、鉢の水加減がわかりにくくなり、苔や藻が生えてコバエが住み着いて・・・みたいな流れもあったので。

葉水をやめたデメリット

とくになし

とはいえ葉水はやっています笑

葉水を否定するようなことばかり書きましたが、葉水をやっていることもあります。

エアプランツに毎日葉水やるくらいですが。。

また、冬場に温室の湿度をあげるためには葉水をしようかと考えています。

葉水はしなくても葉はキレイにしよう

葉水をしなくて良い=葉のケアが不要というわけではなく、葉を綺麗にすることのメリットは多いです。

私は1ヶ月に1回、水を垂れ流すときに葉も綺麗に流しています。手で軽くこすっていますが、本当はマイクロファイバーなどで拭くのが良いみたいです。

水を垂れ流すついでなので手間もそう変わりませんし、葉の汚れも流されるかなと。

葉水をやめるとハダニやカイガラムシがつくんじゃないの?

ほとんど関係ないかなと思っています。

2024年の秋になってはじめてハダニが発生しましたが、それまではハダニ、カイガラムシが発生したことはありませんでした。

どなたがブログで仰っていましたが、スプリンクラーや噴霧器などで葉水しまくっている生産者さんでさえ、ハダニやカイガラムシがわいています。また、葉水でハダニやカイガラムシをとるにはびしょびしょになるレベルで葉の両面に葉水をする必要があります。葉と葉柄の間にも虫はつくので、葉だけではなく全体をびしょびしょにする必要があるかもしれません。

そこまでの葉水をしないのであれば、ほとんど関係がない気がしています。

また、購入時に植物を食器洗い洗剤で洗って5分くらい水に漬けるほうが効果的だと考えています。

底面給水するか、葉水をするかは自分の環境にあわせて考えると良いんじゃないかと

前述しましたが、私は部屋、マンションのベランダ、室内温室で植物を育てていて、どのシーンでも葉水はいらない、底面給水で良いと考えていますが、床がびしゃびしゃになっても良い環境、一鉢ずつがゆったりとした環境で置かれている、葉っぱを拭くのが好き、などの条件であれば葉水、通常給水でも良いのかなと。わかりませんが。笑

外国の方でも葉水を推奨している人は多いですが、勝手な想像ですが、葉水は情報が錯綜しているだけなんじゃないかと推察しています。

植物は原産地環境に近いほうが成長しやすい。

高湿度を好むサトイモ系(アロイド)などの植物は湿度を60~80%くらいにするのが良い→温室では効果がでている→部屋でやる方法はないか→葉水→効果がない→やり方が違う、もっとびしゃびしゃにするんだ→菌がでちゃった→やり方が違う、葉を拭くんだ→そんなに効果がない→やり方が違う、一日何回かやるんだ

みたいなロジックっぽいなと。笑

あくまでのシロウトの勝手な意見なので参考までに。

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