モンステラは斑入りのものが人気ですが、他に人気があり高価なものとして変異株(sport)があります。
斑入りも変異株ですが、ここではデリシオーサ系(一般的なモンステラ)で形態(morphologic)が変わっているものをまとめていこうと思います。
私オオトラは急に観葉植物の育成にハマって7ヶ月ほどで80種類以上、モンステラだけで34種類以上50株以上育てています。そしてYouTubeまで開始しちゃっています。笑
とうとう変異株に手を出してしまいました。まだまだ変異株初心者ですが、少しずつまとめていきます。素人まとめなので間違いがある可能性があります。間違いに気づいたらコメントでご指摘頂けると助かります。
形態が変異しているモンステラの変異株の特徴とは
形態が変異しているモンステラの変異株(morphologic sports)の特徴は、斑入りの有無だけでなく、既存のモンステラと形が違うものです。小さいもの、ねじれた葉、特徴的な葉の形、複数の中肋(葉の中央の線)などがあります。
流通しているモンステラの変異株の多くは実生、種から突然変異で生まれたものです。
モンステラの変異株はそれぞれが異なった特徴を持っているので、カテゴライズできないもの=変異株として流通している気がしています。白斑のモンステラ・デリシオーサが変異で生まれるとホワイトモンスターやホワイトティアーズとして流通しますが、変わった形のものには名前が無い場合が多いです。
簡単にいうと、色や形が通常のモンステラと異なっているものです。
ただ、命名されているものでもいろんな株が流通していて、本家本物の系統がどれかがわかりづらいです。言い方を変えると偽物だらけ。笑
それらをわかる範囲で特徴や注意点をご紹介します。
実生変異株のモンステラは斑や特徴が消えやすい?
実生変異株の斑入りモンステラは斑が消えやすいと言われていて、シロウト園芸コミュニティメンバーの方でも10株中1株のみが斑が残ったそうで、成長過程で消えてしまうことが多いみたいです。
そのあたりを動画でご紹介しています。
葉が細い:モンステラ・デリシオーサ ‘ナローフォーム’
通常のモンステラよりも葉が細いのが特徴のナローフォーム。ナローリーフと呼ばれることもあるようです。葉の切れ込みが深いタイプもありますが葉っぱが細いので、必然的に深くなる気がします。
炎っぽい葉がかっこいいのでお気に入りです。
同じく細い葉のモンステラとしてモンステラ・バールマルクスフレイムがあります。
切れ込みが幅広く、耳がない:モンステラ・デリシオーサ ‘シエラナフォーム’
モンステラ・デリシオーサ ‘シエラナフォーム’の特徴は耳がなく、幅の広い切れ込みの葉っぱ。上記の写真はvar.sierranaの本物ですが、それに似ている形のもの。葉は幅広な気が。
切れ込みが深いタイプの変異株は人気があります。
小さい:モンステラ・デリシオーサ ‘コンパクタ’
矮性のモンステラ。モンステラ・デリシオーサ・コンパクタの特徴は成長が遅く、幹が詰まり気味で葉が肉厚になるそうです。よって小さい状態から葉が割れます。詳細不明ですが上記の写真にようにマクロコズムのように穴が細かく開くタイプや、通常のモンステラと同じような形のものがあるようです。
小さいとはいえボルジギアナよりも大きいサイズという話もありますが、詳細不明です。
斑なしのボルジギアナや、切り戻した株の最初の葉が小さくなる状態をみてコンパクタとして販売されているケースがめちゃくちゃ多い気がします。
変異系で葉っぱの形が変形している矮性のモンステラもコンパクタとして売られています。定義が曖昧なので小さいモンステラ=コンパクタでいいのかどうなのか、不明です。
怖いです。
小さくて葉が丸い:モンステラ・デリシオーサ ‘福助’
コンパクトで葉が丸いモンステラ・デリシオーサの福助。有名な池田太一氏が選抜、命名されたそうです。なので本物の福助というのはその個体からの増殖株のみとなるんじゃないかと。
モンステラ・デリシオーサ’福助’の特徴は矮性で小さく、成長が遅く、葉が丸く、幹が太い。
丸葉のモンステラを福助という名前で売られていることが多いです。福助フォームとして売られているならまだしも、丸葉なので福助という名前で売るのは怖いです。
切れ込みの幅が広い:モンステラ・デリシオーサ ‘スケルトン’
モンステラ・デリシオーサ’スケルトン’の特徴は切れ込みの幅が広い葉っぱと穴の大きさ。骸骨のアバラのイメージなのかな。耳が無いタイプがあったり、もっと幅が広いものがあったり、どれが本物なのか不明。
本物を主張している人が多すぎ問題。怖い。
葉に開く穴が多くて細かい:モンステラ・デリシオーサ ‘ゴーストフェイス’
モンステラ・デリシオーサ ‘ゴーストフェイス’の特徴はスクリームの仮面のように細い葉に幅の広い切れ込みがあります。出自は不明。
葉に開く穴が多くて細かい:モンステラ・デリシオーサ ‘マクロコズム’
モンステラ・デリシオーサ ‘マクロコズム’の特徴は、葉に細かいレース状の穴がいっぱい空きます。穴が大きいものをマクロコズムといったり定義が曖昧。葉の切れ込みよりも外側まで穴が空いているものが多い気がします。
自生していて成長したモンステラ・デリシオーサは穴がいっぱい空くので、それらをマクロコズムとして売られているケースが多すぎ問題。それがマイクロコズムなのかどうかは不明。怖い。
マイクロコズムに似ていてレース プリズマティックモーフと呼ばれているものもありますが、違いは不明。
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