【2024年版】おすすめ自作モスポールの最適解は140円/本!目的、メリット、作り方

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モンステラ・レクレリアム・バリエガータのモスポール立て

観葉植物にハマってまだ半年ちょっとですが、すでに自作モスポールを10本以上たてています。立て直しも含めると20本は請えているかと。

最初はモスポールの見た目がちょっとアレだなと思って敬遠していたのですが、モスポールのメリットが多すぎて、モスポールを知れば知るほど、

アロイド(サトイモ科の植物)はモスポールが必須だな

と思っています。

ちなみに自作モスポールとはこんなものです。

モンステラ・レクレリアム・バリエガータのモスポール立て
モンステラ・レクレリアナ・バリエガータのモスポール立て

まだ半年ですが、かーーーなりモスポールのことを調べたので、実際の体験も含めて、失敗も成功もメリットもデメリットも書き残しておこうと思います。

自作モスポールを作りたいという方の参考になれば幸いです。

素人調べなので、間違っている部分があればコメントでご指摘いただけると助かります。

この記事は今後、いろんなモスポールを試すなかでどんどんバージョンアップさせていく予定です。

目次(クリックで移動できます)

モンステラやフィロデンドロンなどアロイド(サトイモ科の植物)をモスポールに立てる目的

なぜモスポールや支柱を立てるのか?

モスポールや支柱について、いろいろ調べていても目的がバラバラだったので、蔓性や半蔓性のモンステラやフィロデンドロンをモスポールや支柱に立てる目的をご紹介します。

今回は私オオトラが育てているモンステラやフィロデンドロンの半蔓性、蔓性のものでの利用に絞ってご紹介します。

どれかに当てはまるようであれば、モスポールや支柱を立てることをオススメします!

モスポールや支柱の目的

  • 早く大きく成長する
  • 樹形が綺麗に育つ
  • 増やしやすくなる
  • 斑入りを綺麗にキープしやすくなる
  • 根腐れなど、不調に対応しやすくなる
  • 鉢が小さくて済む

それぞれ、簡単に紹介します。

早く大きく成長する

モンステラやフィロデンドロンなど半蔓性、蔓性の植物は、もともと大木などなにかに着生して成長していきます。モンステラが着生できていると認識すると倒れる心配がなくなるので、大きく成長し始めるようです。それを活着というようです。なので、

あなた(モンステラ)は木に寄りかかっていますよ!

と認識させることが大切です。

モスポールやヘゴ棒、支柱に立てることで安定させ、「僕は成長しても良い」と思わせることができます。

逆に蔓性の同じサトイモ科のポトスなどでも、垂れ下がるようにしていると葉っぱが小さくなっています。ポトスでも活着するとめちゃくちゃ大きく育ちます。

大木に着生しためちゃくちゃ大きなポトス
大木に着生しためちゃくちゃ大きなポトス

なので、なにかに着生させることで早く、大きく育ちます。その最適解がモスポールだと考えています。

樹形が綺麗に育つ

うまくモスポールに沿わせて植物を成長させられると、樹形を綺麗に整えやすくなります。

モンステラ・レクレリアナ・バリエガータ
モンステラ・レクレリアナ・バリエガータ

このモンステラ・レクレリアナ・バリエガータももともとは鉢から横に伸びて育っていました。

モンステラ レクレリアナ バリエガータ

うまくモスポールに立てて、結束バンドや針金で整えてあげると、綺麗な樹形で育てることができます。

そして明らかに葉っぱが大きく育っていますよね。

増やしやすくなる

自分の観葉植物を増やすことができるので、単純に嬉しいですよね。笑

ただ、増やして楽しむのか、売るのかというのもありますが、増やすことで、根腐れや病気などなにか問題が起こったときのリスクヘッジになります。

ここからの説明は、このあとの項目にも影響するのでちょっと長くなっちゃいますが、、、

モンステラやフィロデンドロンなど半蔓性、蔓性の植物は成長に伴って気根と呼ばれる根っこを茎から出します。モスポールにうまく活着すると、モスポールの中に気根を這わせて根っこを伸ばします。

この上の画像もモンステラは、もともとモスポールにたてていたものをモスポールから外して幹立ちに変更したものです。

モンステラの気根
モンステラの気根

この気根はもともとモスポールの中にいたので、気根が成長するのと同時に気根から根っこがでています。

この気根+根っこがあることで、どこか途中でばっさり切断しても、気根+根っこで成長してくれます。

オーストラリアのアロイド系のYouTuberのSydney Plant Guyさんの動画では、根っこなしでモスポールのみで成長するモンステラが紹介されています。

モンステラを増やす方法は茎伏せや水差しなど、いろんな方法がありますが、このモスポールに立ててばっさり切るのが最もリスクが少なく、成長をとめない方法かと思います。

斑入りを綺麗にキープしやすくなる

モンステラやフィロデンドロンの斑入りはとても人気があり、私もいくつか持っています。斑入りの植物は綺麗な反面、成長が遅かったり斑の部分が枯れやすかったりします。

斑が枯れるのは水切れや強い日光に当たってしまったなどの原因がありますが、

葉に十分な水分や栄養があるかどうかで、斑の枯れやすさが変わると思います。

フルムーンのモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガー
フルムーンのモンステラ・ボルシギアナ・ホワイトタイガー

モスポールに気根が入り、根っこが生えていれば葉に近い部分から栄養補給、水分補給ができるので、斑を綺麗に保ちやすいのではないかと思います。

根腐れなど、不調に対応しやすくなる

仮に根腐れしてしまった場合でも、気根+根っこがあれば、条件にもよりますが、根っこを全て切ってもそのまま成長する可能性があると考えています。

鉢内の根っこからのみ水分や栄養を与えられている環境から、モスポールの気根+根っこの複数箇所からの水分栄養補給できる環境に変わるので、リスクがかなり減ります。

鉢が小さくて済む

モスポールの中には通常は水苔、ほかにもココチップやベラボンなどの用土を入れますが、モスポールの中の水苔も気根+根っこが生えることで、すべてその植物の用土になります。

なので、鉢内の根っこはそこまで大きくならず、大きな鉢を用意する必要がなくなります。

自作モスポールの最適解(2024年11月時点)

※2024年11月追記

モスポールについての考察を動画でご紹介しました。

まずは結論から。

現時点での自作モスポールの最適解はこちらです。

追記:この鉢底網モスポールは根っこがはみ出す、根っことからまってとりにくいので使わなくなりました。。。
いまは下敷きモスポールが最適解になっているので、よろしければ下敷きモスポールをつかっているYouTubeをご覧ください。

現在は下敷きモスポールが最強だと思っています。
公式YouTube モスポール

自作モスポールの最適解
自作モスポールの最適解

いろいろ調べた結果、試した結果で2024年4月時点だと、この鉢底ネットを使った前開きのモスポールが最適だと思います。

角利産業 園芸用鉢底ネット ロール 30×50cm

この鉢底ネットでだいたい16cmで1本つくれるので3本できたとして、この自作モスポールは140円/本くらいかな。あとは結束バンドがあればOK。結束バンドはダイソーで20本100円なので5円/本。園芸ワイヤーでも大丈夫かな。

上の写真ではアロイドミックス改(自作用土)を詰めていますが、中身はマグァンプK入り(+ゼオライト)水苔が最適な気がします。

小さい鉢なら高さ15cmでもOKかなと。

モスポールの円柱の太さは直径6cmが良いらしいですが、私は植物のサイズにあわせて変えています。

この140円自作鉢底ネットモスポールのメリット

  • 安い!
  • 前が開いているので気根が入り込みやすい
  • ネットの目が細かいので、気根が飛び出さずにまわってくれる気がする
  • ネットの目が細かいので、中に詰めるものが細かくても大丈夫
  • 意外としっかりしているので安定している

市販のプラ支柱などやヘゴ柱などは500~800円くらいで売っていますが、前が開いていないので水苔などを詰めるのも大変、目が荒いので水苔や大きなベラボンなどのココチップに限られてしまいます。

以前まではSydney Plant Guyさんに習って目の荒いAmazonで売っている落下防止ネットで自作モスポールをつくっていて、それそれで使いやすいのですが、水苔意外で使うのがちょっと大変でした。上の写真のホワイトタイガーは落下防止ネットで作ったモスポールを使っています。

落下防止ネット

そして落下防止ネットのモスポールは目が荒いので、気根が飛び出しちゃうのが気になっていました。

モスポールから飛び出した気根
モスポールから飛び出した気根

さらに私は室内温室で育てているので、背が高いモスポールは出し入れが大変なのですが、このモスポールは安いので短く切って使うことも遠慮なくできます。

半分サイズのモスポール
半分サイズのモスポール

また、水苔はコストが高いのと根っこと絡まるのでできるだけモスポールには入れたくなくて、用土やココチップでも対応できそうな鉢底ネットモスポールが優秀かなと思っています。

この140円自作鉢底ネットモスポールのデメリットと注意点

もちろんこの140円自作鉢底ネットモスポールにもデメリットがあります。モスポール自体のデメリットもあわせて紹介しておきます。

  • プラヘゴなどと比較すると少し柔らかいかも
  • 前を開いているので用土がこぼれやすい→なので水苔が良い
  • モスポールとの接地面が蒸れて痛む可能性がある→設置は気根がでてから
  • 水苔を湿らせる必要があり、ちょっと面倒だし、水管理が少し難しい(水苔が乾いているのと用土が湿っているときが発生する→霧吹きで軽く濡らそう)
  • 大きく成長したときに不安定になる可能性がある→外に支柱を立てて支柱とモスポールを結束すればOK、あとは切り戻せばいいかな

この140円自作鉢底ネットモスポールの作り方、使い方

めちゃくちゃ簡単です。

  1. 鉢底ネットを16cmくらいでカットする(これで作成完了w)
  2. モスポールの高さを決めます。
    • 鉢に2割くらい土を入れる
    • 鉢底ネットを丸めて鉢に入れて、株の高さを決める。
  3. 鉢底ネットに水苔とマガァンプKを入れて、株を入れる、そのとき水苔と気根、根っこもモスポールに入れちゃう
  4. 結束バンドで株と鉢底ネットを固定する
  5. 鉢に鉢底ネットモスポールをいれる
  6. 株の上には水苔、下には用土を入れる(鉢とモスポールに斜めにすると簡単)
  7. 鉢をたてて鉢底ネットモスポールをまっすぐにする
  8. 用土を追加して終わり

上記4番はこんな感じ。

モスポール設置時の株の高さ調整
モスポール設置時の株の高さ調整

この株はかなり変な形をしているので、わかりにくいかもしれませんが。。。本来、水苔と根っこの位置はもっと上ですかね。下部分は用土を流し込みます。理想は植木鉢の用土の表面とモスポール内の用土の高さが同じ状態です。

モスポール設置時の株の高さ調整
モスポール設置時の株の高さ調整

これは用土とモスポール内の土のラインをあわせています。

いつからモスポールを立てるか問題

いつからモスポールを立てるのか、結構悩んでいろいろ調べたのですが、良い情報が見当たらず・・・・

私は気根の芽が出てきたらモスポールを立てて良いと思っています。なので上の「半分サイズのモスポール」写真のように葉っぱ3~4枚くらいで立てちゃっています。

「半分サイズのモスポール」写真の右側、モンステラ・アダンソニー・ミント君の一番上の葉っぱは、モスポールを立ててから出てきた葉っぱで、元の葉っぱよりもあきらかに大きくなっています。

ただ注意点として、水苔などは気根が生える部分のちょっと上までしか入れないこと。一番上まで入れてしまうと無駄な水気が存在してしまうので。

モスポールの中には成長にあわせて水苔+マガァンプKを追加します。

その他のモスポールの感想

ヘゴ支柱

ヘゴ支柱で立っている大きなモンステラを何回か見たことがあります。いざ剥がそうというときに大変そうだなと。。

プラヘゴ支柱

筒状なので水苔を入れるのが大変そう、根っこ飛び出し問題あり、活着しやすそう、サイズ(太さ)調整できない。

ただの支柱

気根がもったいない

ココスティック支柱

おしゃれ、気根はドコに行くの?管理が大変そう

という感じですかね。

モンステラやフィロデンドロンは自作モスポールで立てないともったいない

ということで、モンステラやフィロデンドロンは自作モスポールで立てるのがオススメです。ちなみにフィロデンドロンでも自立型の種類はモスポール不要です。フィロデンドロン・バーキンなどは不要ですね。

また、モンステラのデリシオーサは自立させることができるし、幹立ちや根上りもかっこいいのでモスポール無しでも良さそうですが、モスポールで気根を伸ばしてから根上りにしたほうが早く大きくなりそうです。

ということで、自作モスポールにぜひチャレンジしてください。

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