モンステラ・デリシオーサ ‘(タイコンステレーション) クリームブリュレ’ は、人気の斑入りモンステラのタイコンステレーションの選抜種だと思います。タイコンステレーションは少しくすんだ緑の葉に、タイの星座(※コンステレーションは星座という意味)の名前どおり、葉全体に細かいクリーム色や白の斑が入るのが特徴です。
クリームブリュレはそのタイコンステレーションの選抜種、組織培養から生まれたのか増殖から生まれたのかは不明、厳密な定義は不明ですが、葉全体が黄色がかって見え、斑がタイコンステレーションよりも多い特徴のものが流通しています。
同じくタイコンステレーションの選抜種であろうものに、プラチナム(プラチナ)やグリーンスノーがありますが、プラチナムやレガシー、グリーンスノーは葉の全体が黄色く細かい斑が多いものが多いものが多く流通しており、クリームブリュレは大きめの斑があるものが多く流通している気がします。
ちなみにタイコンステレーションは登録された栽培品種であり、それ以外のクリームブリュレ、プラチナム、レガシー、グリーンスノーは登録されていないようです。
ぶっちゃけ違いがよくわからず、海外でもいろんな議論が行われていて、「ただ名前をつけて高く売ろうとしているだけ」、「違いはあるよ」という両方の意見があります。
このクリームブリュレは久しぶりに組織培養株(tissu culture/メリクロン)で購入しました。組織培養株は無菌の寒天で育っているので、通常環境に慣らすための順化という作業が必要になります。
成功も失敗も含め、どなたかのモンステラ・デリシオーサ タイコンステレーション’クリームブリュレ’ 育成の参考になれば幸いです。
モンステラ・デリシオーサ タイコンステレーション’クリームブリュレ’成長記録・育て方の成長・育成の状況をリアルタイムで更新しています
モンステラ・デリシオーサ タイコンステレーション’クリームブリュレ’の育て方
モンステラ・デリシオーサ タイコンステレーション’クリームブリュレ’基本情報
植物名 | モンステラ・デリシオーサ ‘タイコンステレーション クリームブリュレ’ |
---|---|
学名(英名) | Monstera deliciosa cv. Thai Constellation ‘Creambuiree’ ? |
科目/属性 | サトイモ科/モンステラ属 |
原産地 | 熱帯から亜熱帯など |
日当たり | 半日陰 ? |
温度 | 最低5~10℃以上? |
耐寒性 | 普通? |
耐暑性 | 強い? |
照度 | 500~10,000lux |
耐乾性 | 普通 |
耐湿性 | 強い |
水やり | 多湿好きなので葉水推奨、水切れにも強いので、土の表面数センチが乾いたら水やりという普通パターン |
その他 | 耐乾性は普通とのことですがモンステラは乾燥にかなり強いんじゃないかと感じています 斑入りなので葉焼け注意 |
モンステラ・デリシオーサ ‘タイコンステレーション クリームブリュレ’の育て方
光
モンステラは耐陰性があるとはいえ、カーテン越しの光や半日陰が良いらしい。東向きであれば直射日光でもOKだと思いますし、私はガラス越しの直射日光に当てています。光が少ないと徒長しそう、光が強すぎると葉焼けします。私は室内温室のLED環境で2000~8000luxくらいの環境で育てます。
外で育てても育ちそうです。
用土
モンステラは通気性の良い用土が良いです。赤玉土や鹿沼土、軽石などの無機質土もしくは有機質でもココチップが良いらしいです。
私はアロイドMIXというオーストラリアのYouTuberさんの用土を参考に、ベラボン(ココチップ)+赤玉土+ひゅうが土(軽石)+鹿沼土+ パーライト+くん炭みたいな感じの用土、または簡易版のベラボン50%+か〜るい培養土50%(+くん炭)で育てます。
用土についての詳細はこちらの記事で。
温度・湿度
室内温室で育てるので温度は23~30度くらい、湿度は60~80%くらいをキープ。湿度があるほうが良いですが常湿でも普通に育ちます。
水やり・風・お手入れ
室内温室で育てるのでサーキュレーター(扇風機)は24時間稼働。風はしっかりあてると生育に良いのもありますが根腐れリスクが下がると思います。
【0日目】10/29 購入時のモンステラ・デリシオーサ ‘タイコンステレーション クリームブリュレ’
購入日 | 2024年10月29日 |
---|---|
値段 | 約6,000円 |
サイズ | 約5cm(鉢上) |
モンステラ・デリシオーサ ‘タイコンステレーション クリームブリュレ’ の開封、順化、植え替えはYouTube動画で撮影したので編集、公開したらご紹介します。
植え付け環境はこちら。
用土 | 水苔 |
---|---|
肥料など | なし |
モスポール | まだなし |
植木鉢 | Sポット60 |
置き場所 | 室内温室(湿度60〜90% / 温度25~30度 ※10月時点) / |
その他 |
クリームブリュレは瓶のまま売られている組織培養株、順化済みのものも含めて偽物かはわかりませんが、普通のタイコンステレーションに見えるあまり特徴がでていないものが多く販売されています。
クリームブリュレの定義が曖昧なので、斑が多い=クリームブリュレとして販売されていることが多く、それが流通のどの段階で名付けられたものかがわかりません。
私が欲しいクリームブリュレは黄色がかった斑が多く散りばめられたタイコンステレーション。
今回の組織培養クリームブリュレは一番新しい葉にそういう特徴が見えたので購入しました。
瓶にもラベルが貼ってあり少し安心ですが、そのラベルをいつ誰が貼ったのかがわからないのが不安です。笑
数ヶ月ぶりの順化作業になったので、うまくカビが生えずに順化成功して成長してくれるのを期待します。
数日ごとに蓋をあけて、うちは温室内なので1週間くらいでカップから出して、葉が1枚展開したら用土に植替えして肥料を入れようかなと考えています。
そしてクリームブリュレであることを期待します・・・
【22日目】11/20 組織培養株のモンステラ ‘クリームブリュレ’の新葉が展開
久しぶりの組織培養だったモンステラ・デリシオーサ ‘タイコンステレーション クリームブリュレ’。カップに入れた状態でも下葉が枯れはじめ、少し不安だったのですが10日ほどでカップから出し、温室内で様子をみていましたが新葉が展開してきました。
おそらくここまで動いているということは根も活着してくれていると思うので一安心です。葉が丸まったままだったので少し不安でしたが本当に良かった!!
このモンステラ ‘クリームブリュレ’の順化をはじめてから海外の組織培養をがっつり配信しているYouTuberさんの動画をみていたら、8週間は密閉で過ごすと書いていてビビりました。。そして無機質用土で植えられていました。
密閉期間はもっと長くても良いかもしれませんね。
ともあれ、このモンステラ ‘クリームブリュレ’はなんとか成長してくれそうなので、あとはクリームブリュレの特徴がでるかどうか。楽しみです!
コメント