フィロデンドロン・メラノクリサムはコロンビアのアンデス山脈固有の植物で、つる性でハート型でビロードのような濃い緑(黒緑)の葉が特徴です。「メラノクリサム」は「黒い金」を意味し、 成長した濃い緑の葉が日光に当たると時々見られる「小さな金色の輝き」を指すそうです。新葉は銅金色で展開し、そこから黒緑の葉色に変化します。
日本では葉の質感からかビロードカズラと呼ばれています。
フィロデンドロン・メラノクリサムと似ているミカンスとの違いは、ミカンスのほうが葉が小さく色が少し違います。
フィロデンドロン・メラノクリサムは新葉の色と斑の色の感じが、なんとなくゴッホっぽくて気になっていて、縁があったのでお迎えしました。ゴッホも詳しくはないですが・・・
フィロデンドロンは多湿を好むのものが多いですが、鉢内の水が多すぎると根腐れするので、少し乾いて完全に乾く前に(75%程度になったら)水をあげるのが良いみたいです。そしてメラノクリサムは他のフィロデンドロンと比較して少し難しいようです。
成功も失敗も含め、どなたかのフィロデンドロン・メラノクリサム育成の参考になれば幸いです。
フィロデンドロン・メラノクリサム の成長・育成の状況をリアルタイムで更新しています
フィロデンドロン・メラノクリサム 斑入り 成長記録・育て方の育て方
フィロデンドロン・メラノクリサム 基本情報
| 植物名 | フィロデンドロン・メラノクリサム | 
|---|---|
| 学名 | Philodendron melanochrysum Philodendron andreanum | 
| 科目/属性 | サトイモ科/フィロデンドロン属 | 
| 原産地 | コロンビア原産 | 
| 日当たり | 半日陰 だけど日光好き | 
| 温度 | 18〜26度 最低12℃以上? | 
| 耐寒性 | 普通? | 
| 耐暑性 | 強い? | 
| 照度 | 1,000~10,000lux ※農水省の他フィロデンドロンのデータから | 
| 耐乾性 | 普通 | 
| 耐湿性 | 普通 | 
| 水やり | 多湿好きですが、通気性、排水性の高い用土を好む 完全に鉢が乾くのは苦手だが、根腐れにも注意 | 
| その他 | 通常は葉が25cmになるが、モスポールなどに立てるともっと大きくなる 湿度が低いとカタフィル(新芽カバー/葉鞘?)に新芽がひっかかる 湿度は50%以上推奨 | 
フィロデンドロン・メラノクリサムの育て方
光
フィロデンドロン・メラノクリサム は耐陰性があるとはいえ、光を好むらしいです。東向きであれば直射日光でもOKだと思いますし、私はガラス越しの直射日光に当てています。光が少ないと徒長しそう、光が強すぎると葉焼けします。私は室内温室のLED環境で2000~8000luxくらいの環境で育てます。
外で育てても育ちそうです。
用土
フィロデンドロン・メラノクリサムは通気性、排水性の良い用土が良いです。赤玉土や鹿沼土、軽石などの無機質土もしくは有機質でもココチップが良いらしいです。
私はアロイドMIXというオーストラリアのYouTuberさんの用土を参考に、ベラボン(ココチップ)+赤玉土+ひゅうが土(軽石)+鹿沼土+ パーライト+くん炭みたいな感じの用土、または簡易版のベラボン50%+か〜るい培養土50%(+くん炭)で育てます。
用土についての詳細はこちらの記事で。

温度・湿度
最適気温は18〜26度、最低12℃以上らしいですが12度はかなり厳しいらしいです。
私はフィロデンドロン・メラノクリサムを室内温室で育てるので温度は20~30度くらい、多湿を好むので湿度は60~80%くらいをキープ。湿度があるほうが良いですが常湿でも普通に育ちます。
水やり・風・お手入れ
室内温室で育てるのでサーキュレーター(扇風機)は24時間稼働。風はしっかりあてると生育に良いのもありますが根腐れリスクが下がると思います。
【0日目】1/18 お迎え時のフィロデンドロン・メラノクリサム 斑入り


| 購入日 | 2025年1月17日 | 
|---|---|
| 購入場所 | 友人から購入 | 
| 値段 | 2,500円 | 
| サイズ | 約10cm | 
フィロデンドロン・メラノクリサムの開封、植え替えはYouTube動画で撮影したので編集、公開したらご紹介します。➔公開しました!
植え付け環境はこちら。
| 用土 | 赤玉土/鹿沼土/ひゅうが土/パーライト/くん炭/ケイ酸塩白土 | 
|---|---|
| 肥料など | メネデール/リキダス/ハイポネックス原液/住友液肥1号/マグァンプK | 
| モスポール | なし | 
| 植木鉢 | 透明鉢2.5号 | 
| 置き場所 | 室内温室(湿度60〜90% / 温度25~30度 ※9月時点) / | 
| その他 | 
メラノクリサムは友人が密閉プラカップ×水苔で植えてくれていました。密閉プラカップから出したら少しヘタってきてしまい・・・。3節以上あって発根していたのですが、茎に少し痛みがあったのでリスク回避のために株分けして2株に分けました。
葉の質感はほんとにビロードのようでめちゃくちゃ美しい。
今回のメラノクリサムは無機質用土だけで植えました。
最近は時期もあるのか油断なのか発根管理に失敗することが増えています。考えれる理由はいくつかあって、
- 水切れ
- 風が根っこにあたって痛む
- 湿度不足
- 肥料過多
- 光過多
- 用土
などなど。水挿しも失敗しがちなので、いろいろ試していきたいです。
海外の情報も調べてみたら、アクアソイル×パーライトみたいな用土で発根管理、腰水ぎみで水は茎にあたらないように管理すると書いてあったので、メラノクリサムは無機質用土に肥料なし、腰水で発根管理しようと考えています。温室に置きますがそこまで風があたりにくく、光も強くない場所に置いておきます。
2株発根、発芽してくれると嬉しいですが1株だけでも成功することをお祈りします!



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