実生パキポディウム・グラキリス 成長記録・育て方

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パキポディウム・グラキリス

塊根植物の中でも圧倒的人気のパキポディウム・グラキリス。トゲトゲが苦手だったのですが実生から育ててみることにしました。成長したときにまんまる塊根のビジュアルは最高です。

パキポディウム・グラキリスは、キョウチクトウ科パキポディウム属に属する植物で、アフリカやマダガスカルが原産です。草丈は10~100cmほどで、ボール状の幹が特徴的な夏型塊根植物です。和名は「象牙の宮(ぞうげのみや)」や「象牙宮(ぞうげきゅう)」などと呼ばれます。

パキポディウム・グラキリスの実生の様子は以下の記事でご紹介しています。

パキポディウム・グラキリスの実生は初回は全滅して、2回目でめちゃくちゃ発芽してくれました。ほぼ環境はかわらないので種の鮮度が違ったのかなと思います。

成功も失敗も含め、どなたかの実生パキポディウム・グラキリス育成の参考になれば幸いです。

実生パキポディウム・グラキリスの成長・育成の状況をリアルタイムで更新しています

目次(クリックで移動できます)

実生パキポディウム・グラキリスの育て方

パキポディウム・グラキリス基本情報

植物名パキポディウム・グラキリス
学名Pachypodium rosulatum var.gracilius
科目/属性キョウチクトウ科パキポディウム属
原産地アフリカやマダガスカル
日当たり日光大好き / 風通し大好き
温度最低10〜15℃以上 26~32度が適温?
耐寒性弱い
耐暑性強い
水やり水が乾いたらたっぷりあげる、冬は冬眠したら断水(だけどちょろっと水やりして根っこの保護したほうが良いかも)
その他

実生パキポディウム・グラキリスの育て方

直射日光が良いらしい。照度的にはサンセベリアやガジュマルと同じく25,000luxが飽和照度ですかね。夏場のフル日光でも大丈夫そうです。私は室内温室のLED環境で20,000luxくらいの環境と東側窓際、ベランダで育てていますがいずれも育っています。

用土

水はけのよい用土、赤玉土、鹿沼土、軽石あたりをミックスして使われているケースが多いと思います。さらに通気性をあげるためにパーライト、土壌環境を整えるのにくん炭や竹炭を混ぜる人もいるかな。

私はか〜るい培養土粒状、もしくは赤玉土、鹿沼土、軽石を等分に、パーライト10%くん炭少々で育てます。

ベラボンを混ぜてみて成長を促しても面白いかなと思います。

温度・湿度

室内温室で育てるときは温度は23~30度くらい、湿度は60~80%くらいをキープ。外の最低気温が15度を下回らなければ外栽培でも良さそうです。

マダガスカルでは夏場は雨季になるらしいので高湿度でも大丈夫そうというか室内温室が一番大きく順調に育っています。

乾湿のメリハリが肝になりあそう。

水やり・風・お手入れ

室内温室で育てるのでサーキュレーター(扇風機)は24時間稼働。風はしっかりあてると生育に良いのもありますが根腐れリスクが下がると思います。

【3ヶ月半】7/28 パキポディウム・グラキリスをベランダ栽培と室内栽培と温室栽培にわけて成長の差をみていく

購入日2024年4月10日
購入場所メルカリ
値段約600円(送料込み)
サイズ-cm

パキポディウム・グラキリスの植え付け環境はこちら。

用土 か〜るい培養土 90% + くん炭 少々 + 珪酸塩白土少々
肥料などマグァンプK 、オルトランDX、メネデール、ハイポネックス液体肥料
モスポールまだなし
植木鉢プレステラ90
置き場所室内温室(湿度60〜90% / 温度25~30度 ※7月時点)、東向きベランダ、東向き室内窓際
その他

室内温室で順調に育ってくれているパキポディウム・グラキリス君。いろんな環境での成長の差異をみたいので、植替えをしてベランダに出しました。

パキポディウム・グラキリスの植替えの様子はYouTubeで公開しました。

パキポディウム・グラキリスは乾燥地域なので水を辛めで育てるという考えが多いようですが、いろいろ調べると自生地のマダガスカルは夏場は雨季になりかなり雨が降るらしいので、湿度もそれなりにあるのかと考えています。

  • 室内温室:高湿度×温度安定
  • 室内:常湿×温度まぁ安定
  • ベランダ:常湿×温度差あり×突風

という環境で成長の差をみていきます。

【約5ヶ月】9/3 パキポディウム・グラキリスをベランダ栽培と室内栽培と温室栽培にわけて育てたら驚くほどの差がでました

前回パキポディウム・グラキリスたちの環境をわけて1ヶ月ちょっとですが、かなり大きな差がでました。その差についてはYouTubeで公開しました。

ベランダ環境のグラキリスに関しては、環境の変化によるストレスもあったと思います。

光の強さに関しては、ピーク時の光の強さはベランダ環境の子が一番(直射日光で~10万lux)ですが東側なので夏場で4~6時間程度、その後は日陰になる環境です。室内温室LED環境では2万lux程度?の照射が12時間ほど。

このブログで照度についての記事をご紹介していますが、一時的な光の強さよりも飽和照度近くで長時間照射されるほうが成長する気がします。

そして乾燥地帯が自生地の植物でも、実生からだからか高湿度状態でも成長するし、高湿度が成長を促している可能性があります。

引き続き様子をみていきます。こういうのはめちゃくちゃ楽しいですね!

【約6ヶ月】10/6 ドルステニア・ギガス、パキポディウム・グラキリス、アデニウム・アラビカムのメンテナンス

ドルステニア・ギガス、パキポディウム・グラキリス、アデニウム・アラビカム’ブラックステム’のメンテナンスをしました。メンテナンスの様子はYouTubeで公開しています。

このパキポディウム・グラキリスはロスラーツムではないかとコメントでご指摘いただいたのですが、正直わかりません。笑

グラキリスとして種子を購入していますが、グラキリスの種子にロスラーツムが混ざっていることがあったみたいです。

パキポディウム・グラキリスは正確にはパキポディウム・ロスラーツム var.グラキリスなので、大きくは変わらないのと、トゲの特徴、葉の上にトゲが二本でる?を調べた感じはグラキリスっぽかったです。

ただ、温室で育ったことで大きなグラキリスはかなり異形になっているので、わからないです。笑

グラキリスは温室での生育が順調、アデニウム・アラビカムは少し不調、ギガスは順調と、塊根実生でも高湿度での生育に差がある気がしています。

当面はグラキリスは温室で様子を見ながら育てていきます。

【約6ヶ月】2024/10/19 高層マンションの突風ベランダ3ヶ月で植物がどう変化したのか?徹底検証➔葉の穴が増え、端にも切れ込みが入りました

真夏の3ヶ月間、強風が吹く東向きのベランダでモンステラ他、17種類を育てました。直射日光があたる半日陰、強風環境で起こった変化をYouTubeでご紹介しました。

ベランダ環境のグラキリス君は正直、あまり成長しませんでしたというか不調でした。

ある程度の風はあると良いが、強すぎる風は成長を遅くするのかなと思います。強すぎる風というのは植物の種類やサイズにも影響し、小さい株ほど影響を受けやすいのかなと思います。

乾きすぎたのか、環境の変化に対応できなかったのか、風が悪かったのか・・・・。

グラキリスは温室に入れておくと特異な成長をするので、温室で養生させて体力つけてもらいます♪来年も再チャレンジするけど。笑

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