シロウト園芸流!!園芸の楽しみ方

当ページのリンクには広告が含まれています。

インテリアに観葉植物を置いたことからどっぷりハマってしまった園芸。園芸は自分一人でできる趣味で安くスタートすることもできるので、とても魅力的な趣味だと思います。趣味という趣味が無かった私がおじさんになってから唯一ドハマリした趣味が園芸です。

ハマってから気づきましたが、園芸はとても奥が深く、多くの楽しみ方ができます。

私はまだまだシロウトですが、いまの私の園芸の楽しみ方、そして今後やってみたいことをまとめてご紹介します。

ちなみに他の園芸の楽しみ方を否定するのではなく、私の楽しみ方を紹介することが目的です。

目次(クリックで移動できます)

自分が園芸で楽しいことを知る、増やす

私が園芸で心がけていることは、人に惑わされない(比べない)ということです。

園芸にはいろんな楽しみ方があり、自分が楽しむことを大切にしています。他の人よりも多くの植物を育てたい、大きく育てたい、珍しい植物を育てたい、評価されたいなどなど、他の人を比べてしまうことでストレスを感じるのであれば、純粋に楽しめなくなるからです。

せっかくの趣味なので楽しみたい!そしてもっと楽しみたいと考えています。そこでいろんな園芸の楽しみ方を考えてみたので、ご紹介します。

探す

植物にはいろんな種類があるので、園芸には自分が好きな植物を探す、見つける楽しみがあると思います。自分が気に入った植物に出会う、植物を育てていくなかで新しく興味が出る植物を知る、調べる、育てたくなる。

私は最初にインテリアとしてフィカス・ベンガレンシスをお迎えしたときに、せっかくなのであわせてモンステラとガジュマルをお迎えしました。そして気づけばモンステラにどっぷりハマっていました。

モンステラから同じアロイド(サトイモ科)のフィロデンドロンやアロカシア、アグラオネマもお迎えし、塊根植物にも興味がでたのでアデニウムやパキポディウムなどをお迎えするときに実生という種から育てることに出会い、実生で育てることになりました。

観たときのインパクトと板付をしたくなってプラティケリウム(ビカクシダ)にもハマりました。

そしてYouTubeの影響で多肉植物のハオルチア、食虫植物、ジュエルオーキッドもお迎えしました。

いろんな植物を育てる楽しみを知り、そしてまた新しい植物に興味が出て、出会い、お迎えすることが本当に楽しいです。

メインではモンステラにドハマリしていますが、モンステラ属だからなんでも集めたい!モンステラならなんでもOKではなく、そこに縛られず、自分が興味を持って、育てたいと思える植物を育てていきたいと考えています。

そしていろんな植物を知ることで、園芸店やホームセンターなどで植物を観ることの楽しみが増えるだけではなく、街を歩いていたり、旅行したり、ディズニーランドに行ったときでも、いままで気づかなかった植物に気づき、楽しむことができるようになってきています。

迎える

植物を購入したり、譲ってもらったりして植物をお迎えするときは、本当にワクワクします。下調べしていたり、憧れていた植物をお迎えしたときの喜びは格別です。

希少な植物を迎えるもよし、人気の植物を迎えるもよし、人気がない植物を迎えるもよしです。

植物を購入する方法は、

  • 園芸店で購入する
  • ホームセンターで購入する
  • フリマサイトやオークションで購入する
  • オンラインショップで購入する

などの方法があり、さらに

  • きちんとしたお店や人から購入する
  • 個人間で購入する
  • 大きく育った株を購入する
  • 小さな苗を購入する
  • 不確かな株を購入する
  • 個人輸入で購入する
  • 状態の良い植物、または悪い植物を購入する

などなどの購入方法があります。やったことがない方法でのお迎えも楽しめそうな気がします。

偽物の植物(その植物と販売名が違う)が売られているのを、店舗とオンラインのどちらでも見かけるので注意が必要です。

私はできるだけ植物をお迎えするときは、小さな株を安く購入したいと考えています。高価でも本当に気に入った株を買う友人もいますが、それも楽しそうです。

私は斑入りのモンステラや特徴のあるモンステラが好きですが、派手な斑入りモンステラが欲しいときもあれば、地味なモンステラが欲しいときもあります。

名前がついていても価格が高すぎると思うモンステラは購入しないし、無名でも欲しいモンステラは購入します。

植物の価格は、とくにいまはフリマアプリの影響もあり、需要と供給でバランスがとられていて、そのスピードが早くなっていると思います。価格は売りたいと思う価格と買いたいと思う価格でバランスがとられます。

当たり前ですが、私は自分が価値があると思えば買うし、自分が価値を感じなければ買いません。

市場価値が高いから欲しい、市場価値が低いから欲しくないという考えではなく、自分の価値を最優先したいなと考えています。

育成

園芸の楽しみ方で私が一番ハマっているのが育成です。育成でもいろんな楽しみがあり、

  • 種を蒔く(播種)
  • 小さな苗から育てる
  • 大きく育てる
  • 小さく育てる
  • 剪定する
  • 増やす
  • 不調の植物を復活させる
  • 花を咲かせる
  • 受粉させて種を採る

などなど、多くの楽しみがあります。受粉は未経験ですが、いまは全てが楽しいです。日々新しい発見があり、調子が良い植物を育てるのも楽しいし、調子が悪い子をリカバリーするのも楽しいです。

うまくいくことも失敗することもいっぱいありますが、全てに原因があり、情報を集め、生態を知り、環境を考えて、トライアンドエラーを楽しんでいます。

世の中にはいろんな情報があり、残念ながら無責任な情報も少なくないです。無責任な情報に何度も騙されました。笑

そうやって情報との接し方、得る方法をブラッシュアップしていき、うまく植物が育ってくれたときは最高に嬉しいです。

私が斑入りや形態に特徴があるモンステラを好きな理由は、成長がわかりやすいのと、葉が一枚でるごとに楽しめることです。葉の切れ込み(窓)がどうなのか、どんな斑が入るのか、どんな大きさになるのかを観るのが最高に楽しいです。

収集

植物の収集には2種類あるかなと考えています。ひとつは集めることが目的のコレクター。もうひとつは気づけば集まっていた。私は後者ですが、どちらの楽しみも良いと思います。

私の好きなモンステラでいうと、いろんなモンステラを育てることで違いを楽しむことができます。他人からすると「どこが違うの?」となりそうですが・・・。その違いを知りたくて、気づけばモンステラが増えていました。

そのモンステラの成長の楽しみに、他のモンステラとの違いを観られる楽しみが追加されてお得です。

モンステラ何種類育ててるのですか?と聞かれることもありますが、覚えていないです。笑

増やすことが目的ではなく、気づけば増えていただけだからです。

ちなみに私は葉が割れないモンステラはほとんど育ていません。”いまは”葉が割れないモンステラに興味が持てないからです。葉が割れないモンステラを育てるのであれば、斑の綺麗なスキンダプサスを育てたいと考えています。そういう意味でモンステラに縛られていないし、モンステラコレクターには怒られそうですが・・・・。

そして絶対に葉の割れないモンステラを育てないと決めているわけでもありません。興味がでたら育てます。

逆にハオルチアやネペンテスなど一株だけ育てている植物もあります。興味がある植物はまずはスタンダードな一株を育ててみて、そこからさらに興味がでたら増やすことも良いし、一株育てることで園芸店で他の種類との違いを楽しむことができるのでお得に感じています。

私は”自分が好き”と思える植物を育てることを楽しんでいます。

鑑賞

私があまり重要視していないのが観葉植物の鑑賞です。笑

もちろん植物を鑑賞するのですが、成長を楽しんでいるという意味のほうが大きいです。なので鉢や飾ることのこだわりがつくないです。

とはいえよくぼーっと植物を見ていて、奥さんに怒られます。

窓際の植物はすべて外側を向いています。笑

さらにいうと、大きく育った植物を育てることへの興味も薄いです。塊根植物の現地球とかですかね。自分で大きく育てることに興味があっても、大きな植物をお迎えする興味は薄いです。こ゚縁があればお迎えするかもですが。

比較的大きな植物をお迎えすると、その植物を小さいときから育ててみたくなるので、鑑賞の楽しみ方は成長を楽しむことの一部です。

癒し

観葉植物には癒やしの効果があると思いますが、普通は観ることの癒やし効果だと思います。私の場合は成長を観たり、植え替えたり、土を触ったり、水をあげたり、お世話することでも癒やし効果があります。

もちろん失敗の悔しさや悲しさ、うまくいかないときの不快感もありますが、それを乗り越えたときの喜びもあるので、全てが癒やしになっています。

仕事ではいろんな人や環境などの変動要素が多いですが、植物の育成は比較的シンプルで、ほぼ全てが自分に原因があるので、そういう意味でも癒やしになっています。

環境を整える & DIY

屋内で観葉植物を育てるときに、環境を整えてあげると育ちやすくなります。

  • 温度
  • 湿度

どの植物をどの環境で育てるのか。どう光を増やすか、温度は何度にして、湿度はどうやってキープするのかなどなど、いろんな方法があるので、それを試していくのも園芸の楽しみのひとつかなと思います。

私はDIYにあまり興味がなかったのですが、観葉植物の育成を通じてDIYにハマりつつあります。

ビカクシダの板付用の板をつくる、鉢に穴を空ける、棚をつくる、モスポールをつくるなどなど、園芸ではDIYも楽しめるお得な趣味だと思います。

もっと園芸を楽しむ

ここまででも園芸を十分以上に楽しめますが、もっと楽しみたいと考えている人に、私が考える「もっと園芸を楽しむ方法」をご紹介します。

園芸仲間をつくる

いまはシロウト園芸のコミュニティ(LINE オープンチャット/匿名のチャット)があり、2025年1月時点で300人弱の園芸仲間がいます。その仲間たちと、園芸について毎日ワイワイ話しています。

詳細については以下をご覧ください。

こういうコミュニティでは1人や数人の知識がある人が中心となり、あとは相談者という形が多くなりそうですが、私がシロウトということもあり、参加がみんなフラットに話ができる場所になっています。

私は一人でも園芸を楽しめると思っていましたが、仲間がいることで楽しさが何倍にも増えました。(購入ペースも増えますが・・・)

同じ植物を育ている人との情報交換、イベント情報や販売情報の交換、買いました報告などなど、人の植物の成長まで楽しめます。

このコミュニティで大切にしているのは、人に自分の園芸や価値観を押し付けない、人を否定しないということです。ただしなにごとにも賛否両論あると思っているのと盲信は良くないので、コトの否定はOKです。

もしそういう場所が欲しい方がいれば、ぜひシロウト園芸のコミュニティにご参加ください。

園芸情報を発信する

私はブログと動画とSNSで園芸情報を発信しています。全てのメディアで共通していますが、私の情報発信は園芸系の情報発信者とは違い、私の園芸をお伝えするだけです。

通常の園芸YouTuberはHow Toが多いです。私の場合はI doです。笑

ただ、それがきっかけでいろんなコメントを頂いたり、同じ植物を育てている人と交流ができて、本当に勉強になり、楽しくなりました。

とくに園芸は写真が中心のSNS、Instagramとの相性が良いと思うので、等身大で情報発信することで新しい楽しみを得ることができると思います。

ただし、映えや見栄に振り回されず、自分のペースで情報発信することをお勧めします。

理想の植物をつくる

いま少しずつやっているのですが、理想の植物をつくっていきたいなと考えています。

植物は環境、変異、交配などで変化します。いまの私は環境こと、カット増殖するくらいしか変えることができませんが、それでも面白い変化がでてきています。

たとえばモンステラだと、大きく育てる、葉っぱに穴を空ける、切れ込みを深くする、◯センチの葉っぱをつくる、斑を増やす、斑を減らすなど、コンパクトに育てるなど、目標をつくって楽しむことができます。

そのために何をすれば良いのか。風を当てる、光を強くする、肥料や用土や水はどうするか、カットするならいつどこでカットするのか?などなど、考えること、試すことがいっぱいあります。

残念ながらモンステラは人気の植物であるにもかかわらず、そのあたりのノウハウは驚くほどありません。盆栽や多肉、塊根にはそういうノウハウが多くある気がします。

そこを追求していくのもひとつの楽しみかなと思います。

トラブル対応(見切り品)

観葉植物を育てていると、根腐れしてしまった、葉の色が変色した、うまく成長しない、虫が発生してしまった・・・という状況になってしまうことがあると思います。

また、状態の悪い植物が実店舗で見切り品として売られていたり、フリマサイトやオークションで売られていることもあります。

私は失敗してみないとわからないことがいっぱいあると考えていて、全てのことが勉強であり、試すチャンスだと捉えています。

詳しくは後述しますが、失敗を復活させる、状態の悪い株を復活させることも植物育成のひとつの楽しみだと思います。

植物を譲る、譲って貰う

観葉植物仲間ができて意外と楽しかったのが、譲ること、譲っていただくこと。

自分の植物を他の方に育ててもらうことになり複雑な気持ちにもなりますが、連絡がとれる関係であれば(フリマとかで売らなければ)生育を継続して観ることができます。

お譲りした植物がうまく育ってしないと心配になるし、うまく育っているとヤキモチを焼いたり。笑

そして譲っていただくことで、安く植物をお迎えできることもあったり、想定外の植物をお迎えする機会があったりします。

そしてその植物を通じて、植物仲間と話しできるのが楽しいです!

植物や種を個人輸入する

私は一度やって痛い目をみてからやっていないですが、植物や種の輸入をすることで、国内で流通していない植物を入手することができます。いまは円安なので安く入手するというのは難しいかもしれませんが・・・。

輸入には注意が必要で、そもそも輸入が禁止されているもの、特定の国からの輸入が禁止されているものがあるし、偽物が売られていることも多いので、注意が必要です。

詳細は以下の記事をご覧ください。

種から育ててみる

種から育てることを実生といい、育った株を実生株というそうです。

私はまだ実生をアデニウム、パキポディウム、ドルステニア、オペルクリカリア、アグラオネマ?しかやっていませんが、種から育ってくれた子はまた愛着が変わります。

種を植えて(播種)、芽が出るまでのドキドキと、小さな弱い状態から育っていく姿を観るのは格別です。

組織培養株を育てる、組織培養やってみる

植物の増殖?方法のひとつに組織培養(メリクロン/ティシューカルチャー)があります。

人気の植物が組織培養で増殖され、安価で手に入るようになっています。その株を購入し、順化という工程を経て育てます。小さな状態から育ってくれるので、実生と同じ喜びがあります。

また組織培養は自分でやることも可能みたいですが、なかなか難易度が高いです。

いずれは自分で組織培養で増殖してみたいと考えています。➔やりました。

新しい植物をつくる

交配、もしくは変異を起こすことで新しい植物をつくることができます。変異株を育てるのも、まだ観たことがない株の成長に立ち会えるかもしれません。

モンステラだと、組織培養時に変異が起こることが多いらしく、また人工的に変異を起こすことが可能で、そこからあたらしいモンステラが登場しています。

また、芽がわりといって、増殖時に変異することもあるといいます。

自ら植物をつくり、安定化させ、名前をつけて、それが世界中で評価されるかもしれないと考えると夢があります。

パルダリウム

パルダリウムとは瓶や水槽、ガラスケースで自然を模した環境をつくり、そこで植物や生物を育てることです。ガラスケース内に自然が再現されて、めちゃくちゃ観賞価値が高いです。

私はずぼらで几帳面ではないのでいまは取り組んでいませんが、いずれは挑戦してみたいです。

園芸用品をつくる

これはやりたいことの一つで、まずは鉢をつくってみたいです。理想の鉢。

どなたかのメーカーさん、共同開発させてください!

園芸の失敗も楽しもう!

園芸をやっているとどうしても失敗することがでてきます。根腐れ、虫が湧いた、カビが湧いた、枯れたなどなど・・・。

最初はめちゃくちゃショックだし植物にも申し訳ないことをしてしまったと落ち込んでいましたが、最近は「仕方ない」と考えるようにしています。それでもショックですが・・・。

ですがチャレンジすると失敗することも増えます。そして失敗の経験によって生態を知ることができたり、ダメなこと、ダメな状態がわかるようになり、同じ失敗をすることを減らせるのではないかと考えています。

やってみないとわからないことが多い

園芸をはじめてわからないことだらけだったので、いろんな情報を調べました。そうするといかに嘘情報(誤情報)が多いかわかります。笑

そして誤情報が転載や使い回しされていて、なかなかカオスです。

これはダメ、これは良い。きちんと育てていて知識がある人なら良いですが、きちんと育てている人でも誤情報を流していたり、育てずに話している人も多いです。

また結果ありきの検証をして、あたかも持論が正しいと伝えているケースもあります。

なので、誰かが言っていたから間違いないと考えるのではなく、誰かが言っていたけどそうなのかな?くらいで情報を得るのが良いと考えています。

私は、

  • なにかの商品を販売している人、または関係者
  • いろんな植物、いろんな商品を紹介している人

の情報は、とくに疑うようにしています。

園芸にかぎらない話かもしれませんが、同じ人が話していても論理的整合性がとれていないことが多いなと感じていました

Aをやれ、Bもやれ。あれ、それって矛盾しているよね?と。

Aはいいよ!けど根拠はない。

というのが多すぎて、

「Aはいいよ!なぜならAをやったものとそうでないものの差は10株ずつで比較したときにこうだったからです。」

というものがあまりにも少なく感じています。

また、「自分がこうだからこれが正解!」という考えも多く感じます。それはあなたの環境(おま環)の話でしょって話も多いです。

きちんと向き合って育てられる植物、知れる植物の数は限られます。How toを売りにしていると、どうしても聞きかじった情報、精査されていない情報を鵜呑みにして話すことになってしまうのかなと考えています。

以前はそういう情報に騙されることも多かったですが、そういった情報に踊らされず、1つの情報を鵜呑みにせず、疑いの目で自分で検証していくのを楽しんでいます。

なにかやるときに賛否両方の意見を調べる

たとえば私はダメと言われている底面給水をしていて、良いとされている葉水をやりません。

どなたかの意見を聞いて底面給水はダメだと思い込んでいましたが、勧めている方がいたので試しにやってみたら私の環境であればメリットのほうが圧倒的に多いと感じたので、続けています。そして想定以上にデメリットが少なかったです。

ただ、底面給水を勧めている人がいたのでやってみたというシンプルなことではなく、底面給水について調べてからやりました。底面給水どころか腰水で育てている人も知り、それなら大丈夫かなと考えてやっています。

葉水に関しては、葉のカビの問題が起こり、原因を調べ、葉水のメリット、デメリットを両方調べてやめました。

底面給水をやり、葉水をやめて半年以上経過しましたが、たいした問題が起こっていないどころか、かなり快適になっています。

だから底面給水を勧める、葉水をやめろと伝えるつもりはなく、底面給水でも葉水をしなくてもきちんと育つことはお伝えしたいし、なにかをやるときには賛否両論を調べ、実施している人の意見を聞くのが良いかと思います。

植物の名前や情報は間違えていることがある

フリマサイトやオークションはもちろん、園芸店でも名前が間違えていることがあります。植物名の間違いはもちろん交配名が違うこともあります。

なので、私は購入したときの植物名と実際の植物名が違う可能性があると考える必要があるのかなと考えています。

モンステラの名前の複雑さについては、以下の記事でまとめています。

シンプルに名前や情報が間違っている

流通の過程で故意やミスで、違う名前で流通している場合があります。私はとある有名園芸店である植物を購入したのですが、良く似た別の品種だったと思います。

その場合、

  • タグつけ間違い
  • 仕入れミス
  • 誰かが別の品種をその棚に戻してしまったのを買ってしまった

などの可能性があります。個人売買などでは、もっと間違う可能性が高くなると思います。

また、とある交配種の植物を調べていたときに、国内の情報はほぼ全て間違っていることもありました。誰かが間違えて、その情報が拡散してしまっている状態でした。

きちんと知りたいのであれば、国内情報だけではなく海外の情報も調べることもお勧めします。海外情報でも間違っていたり古い情報の場合があるので注意が必要です。

また、モンステラのボルシギアナでも、モンステラ・ボルシギアナとして紹介されていることが多いですが、いま一番正しいとされているのは、モンステラ・デリシオーサ var.ボルシギアナです。デリシオーサの一種とされています。

塊根植物で人気のパキポディウム・グラキリスの学名はPachypodium rosulatum var. graciliusなので、グラキリスはロスラーツムの一種ですが、学名がPachypodium graciliusになっていたり、Pachypodium Graciliusという命名ルールさえも違う情報があったりします。

どこまで厳密に知る必要があるのかは人それぞれですが、名前さえも鵜呑みにしないってのが良いのかなと思っています。

植物の名前は変わることがある

植物の名前は、名前だけではなく属名さえも変わることもあるので、正しい名前をずっと更新し続けるのは大変な作業だと思います。間違って浸透していた名前が修正されることもあります。

モンステラ・アダンソニーは、以前は小さめのモンステラにつけられていた名前で、大きくなるのがデリシオーサ、そこまで大きくならないのがアダンソニーと言われていました。いまはモンステラ・アダンソニーはマドカズラという葉に穴が空くつる性のモンステラの名前に修正されていますが、修正されないまま販売されていることもあるので注意が必要です。

また、ヒメモンステラをモンステラとして紹介されていることも少なくありません。ヒメモンステラはラフィドフォラ属で、モンステラ属ではありません。

ポトスもポトスとして流通していますが、エピプレムナム属です。ポトス属ではありません。

どこまで名前を厳密にするかは人それぞれなのか、きちんとすべきなのかはわかりませんが、少しずつ修正されていくと良いなと思います。

命名のインセンティブが高い?ので、勝手に命名されることがある

園芸の世界では、作出=その品種をつくった(見出した)人の価値が高いのはもちろんですが、命名した人のインセンティブも高いようです。このあたりの評価基準はまだ理解できていませんが・・・。

モンステラでいうと、海外である名前で流通しているものを、国内に持ち込んだ時点で独自の名前をつけるケースがあります。同一品種で複数の名前があるものもあります。

またビカクシダの交配種など、アンスリウムなどもそうかもしれませんが、交配が比較的簡単な植物では、同一交配に別名がついているものもあるようです。

属名(モンステラだとモンステラ属)や種小名(デリシオーサなど)を命名するのは困難ですが、その他の命名は自由なことが混乱のもとになっています。

販売しやすくするために偽の名前をつけて組織培養株を売っていたり、カットした株を売っている人やお店もあります。

なので、同一の植物でも別名があるかもしれない、違う名前かもしれないと考えておくと、無駄な失敗をしなくて済むと思いますし、別名だから買ったけど実は同じだった・・・という失敗を防ぐことができるかもしれません。

失敗してしまったときは?

私はそういう失敗も含めて楽しめるようになると良いと考えていますが、失敗をした場合に落ち込むだけではなく、何が原因だったのかを考えることが大切かなと考えています。そして、失敗を活かす。

そのために、あらゆる情報を疑う必要があるのかと考えています。

以前、「通気性があると根腐れしない」と言われていると聞いて(詳しくないので情報が正しいのかはわかりません)、通気性の高い用土をつくったら根腐れしまくることがありました。

失敗をしたときは成功しているものとの違いを考えて、原因を絞っていきますが、通気性があるのに根腐れした原因がわからなくて、いろいろ調べても原因がわからず困りました。最初はその株そのものがダメだっただけなのかとも思いましたが、新しい用土で植えた他の植物も根腐れしたので、その自作の用土が原因だと絞り込みました。

そして「通気性があるから根腐れしない」という情報が違うという判断をしました。「通気性があるから根腐れしない」と言われている用土も調べて、実際に根腐れしないのかどうかも調べました。

それが正しいかはわかりませんが、そうすることで改善策が生まれます。そしてさらに改善した用土をつくり使っています。

いま私は、通気性は必要だけど、過度な通気性は根を痛め根腐れの原因になるし、根張りが悪くなる。通気性を高めながら密着度をあげることで、根腐れしにくく、根張りが良い用土ができると考えています。また環境やお手入れの状況にあわせて用土を変える必要があると再認識しました。

その改善プロセスも楽しめるようになると良いなと考えています。

園芸(の情報発信)で嫌なこと

基本的にはなんでも楽しんでしまう私ですが、園芸というか園芸の情報発信で嫌なこともあります。これは園芸だけにかかわりませんが・・・。

価値観や方法の押し付け

「これは◯◯さんが言っていたからこうです。」

「これはこうです。」

みたいなことを言う方がいますが、私には不要ですし、コミュニティの数少ない禁止事項のひとつにしています。

「◯◯さんはこういっていました。(こうやっていました)」

「これはこうだと思います。(考えています)」

これは良いです。

「◯◯さんがこういっていたので、私もやってみたらこうでした」

「これはこうだと考えて、自分もやっていますが調子よいです」

これが最高です。

そういう決めつけや押しつけの嫌なことの理由が2つあって、

  • その情報が正しいかどうかわからない
  • 俺から楽しみを奪わないで

クイズの正解を言われるのも楽しくないし、方法を自分で選ぶのも楽しみだと思っています。もちろん成功例はいっぱい知りたいですが、成功方法の押し付けは不要です。

さらに誰かが言ってたことを自分で検証もせずに人に押し付けてくるのは論外です。

もちろん誰かを信じてその方法で楽しむのは良いですが、私の園芸の楽しみとは違うので、ご遠慮したいです。

価値の否定

これは結構嫌なことで、YouTubeやブログで情報発信しているとアンチみたいな人がでてきます。私は否定的な意見も大賛成なので、以前はアンチコメントも全て掲載するようにしていましたが、いまは削除、非公開にするようになりました。

その理由は、価値観の否定があったり、批判自体が目的になっている人がほとんどだから。

ひらたくいうと「お前の植物に価値はないよ」的なコメントがあったからです。

価値があるかどうかを決めるのは私であり市場です。

これはコミュニティでもお伝えしたのですが、ディズニーランドが好きな人も嫌いな人もいても良いです。ただ、ディズニーランドに入って、スタッフさんや他のお客さんに聞こえるように否定的な意見を大声で叫ぶのは違うと考えています。

それはそこにいる人が楽しめなくなる行動です。私だけではなく、動画を視聴してくれている人、コミュニティの人に迷惑がかかる行為なので目に触れないようにしています。

おそらく、そういうコメントをする人も植物が好きだと思いますが、その気持ちを他のこと、自分自身に向けてもらえると良いなと考えています。

嫌がらせ

上述した価値の否定も含めて、コメントなどの嫌がらせはありますが、情報発信する以上は仕方ないかと考えています。

嫌がらせはスルーするし、批判的なコメントは参考にすることも多いのでありがたいですが、小さな狭い業界内で嫌がらせに力をつかうのではなく、健全な競争やフォローしあって、日本の園芸業界を盛り上げていければと考えています。

理想

まだまだドシロウトですが、自分自身の園芸や情報発信で、こうなれば良いなと考えていることをお伝えしておきます。

園芸にハマる人が増える

私自身がおじさんになってから園芸にハマりましたが、本当におもしろい趣味だし、いろんな人が楽しめる素晴らしい趣味だと思いました。

私の動画がきっかけでモンステラにハマりましたと言ってくれる方もいらっしゃって、私が好きな植物を好きになってくれる人が増えるのはかなり嬉しいです。

私自身もYouTubeやコミュニティを通じて新しい植物に出会ったり、新しい情報に触れたりして、楽しい日々を過ごさせていただいています。

もっと園芸にハマる人が増えて、楽しい日々を過ごせる人が増えれば良いなと考え、園芸をやって、微力ながら情報発信をしていこうと考えています。

園芸業界が(経済的にも)盛り上がる

園芸業界についてはまだまだ詳しくないですが、世界的にはよい経済のサイクルができている気がしています。まだまだ理解が足りていない私が考える良い状態とは、

  1. 植物をつくる人(生み出す人)が儲かる
  2. 生産や増殖する人が儲かる
  3. 購入する人はいろんな植物を安く入手できる

という状態なかと考えています。

販売者が儲かることと、購入者が安く入手できることは矛盾しているように感じますが、理想かもしれませんが、矛盾していないのではないかと考えています。

逆の状態を考えてみると、

  1. 植物をつくる人(生み出す人)が儲からないからつくらない
  2. 生産や増殖する人が儲からないから増えないし薄利多売になる
  3. 購入する人は限られた植物だけになるので、買わなくなる

という感じになる気がします。

タイなどはこのシステムがうまくまわっているみたいで、それぞれのレイヤーで競争が起こります。儲かったお金を投資して、新しい植物をつくったり、新しい手法を研究することで、世界での競争優位性があがっていっているのではないかと推察しています。

このサイクルがあることで、あたらしくつくられた株が数百万円で売買されやすくなります。数百万円(×株数)で売れるなら新しい植物をつくりたくなります。数百万円で買っても増殖して売れる技術と設備があるなら、少しずつ安く流通させても儲かるので買えます。

増殖技術と設備があるから、購入者は安く買えるタイミングが早くなります。

という循環が理想かと思います。

私がこの循環の中でどこを受け持てるかはわかりませんが、時期をみてチャレンジできればと考えています。

園芸は趣味なんだから楽しもう

というのが一年くらい園芸にハマった私の考えていることです。

どなたかの新しい園芸の楽しみ方を知るきっかけになったり、なにかを考えるきっかけになると幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次(クリックで移動できます)