パキポディウム・グラキリス、アデニウム・アラビカム・ブラックステム、オペルクリカリア・パキプスの実生に続き、アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生(種から育てる)にチャレンジします。
すでに2株持っているアグラオネマ・ピクタム・トリカラーですが、アグラオネマ・ピクタムが好きだし、実生も楽しいので、アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種が売っているのを見つけてしまったので、やるしかないでしょということでやります。
あまりアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生の情報はありませんが、オペルクリカリア・パキプスよりは簡単だと思うのと、出品情報に実生の方法が記載してあったので、その通り+αでやっていきます。
成功も失敗も含めて、どなたかのアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生の参考になれば幸いです。
アグラオネマ・ピクタム・トリカラー実生の状況をリアルタイム更新中
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーを種から発芽(実生)させるためにやったことまとめ(方法)
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生の流れ
- 種を購入
- 3時間前:培地づくり
- 30分前:ベンレート水和剤とメネデール水に浸ける
- 種を植える
- その後のケア
- 毎日:腰水を変える
- 毎日2回:霧吹きをする
- 発芽状況、カビの状況を確認する
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生に使ったもの
- アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種子
- ベンレート水和剤:防カビ
- メネデール:発根、発芽促進
- プレステラ105 :植木鉢
- 100均受け皿(中):腰水管理用
- バーミキュライト:発芽用用土
- ベラボンS:発芽用用土
- 老眼鏡
- 追加:ダイソーの透明収納ケース(28cm×19cm×14.5cm)
塊根系、とくにオペルクリカリア・パキプスと比較すると格段に簡単ですね、
アグラオネマ・ピクタム・トリカラー実生の流れの詳細は以下に。
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生環境
2024年4月でここ1週間の最低気温10℃ちょっと、最高気温17~25度程度。うちはマンションなので室温は夜の最低でも19度くらいでエアコンをつけて通常23度くらい。加湿器は2台稼働していて湿度は40~60%くらい。他の観葉植物があるのでサーキュレーター2台稼働中。安いヒートマットありです。
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種を購入
たぶんアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの実生で一番大変なのはアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種を入手することじゃないかなと。
今回はYahooオークション(ヤフオク)で購入しました。同じ出品者さんが大量に出品されていました。アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種の値段は送料込みで10粒で約3,000円。種なので送料が安くていいよね。
- アグラオネマ・ピクタム・トリカラー:10粒
ゆうパケットで届きました。
【3時間前】:培地を準備する
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの培地の土はベラボンSにしました。理由は「そこにあったから」ですが(笑)、いまベラボンで植えているアグラオネマ・ピクタム・トリカラー2株、アグラオネマ・ピンクバタフライもベラボンで順調に育っているので。
そしてせっかく10粒の種があるので、プレステラ105(プラ鉢)を2つに5個ずつ播種して、表土をそれぞれベラボンSとバーミキュライトに分けました。片方はベラボンS100%、もう片方はベラボンS80%で表土がバーミキュライト。どちらも肥料なし。
プレステラ105に用土を入れて、熱湯をかけて殺菌。(効果ある?)ベンレート水和剤もあったので用土にバシャバシャ。カビ防止のために周辺道具もベンレート水和剤と熱湯でバシャバシャして殺菌しました。
30分前:アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種をベンレート水和剤とメネデール水に浸ける
これは出品者さんのマニュアルになかったけど、他の実生でよくやっていたので、念のためにやっておきます。カビ防止と発芽促進のため。
【0日目】4/10 アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種を植える
それぞれ5粒ずつなので、サイコロの5の形に播種しました。左が表土バーミキュライト、右が100%ベラボンS。
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種には上下があり、太い方を下にして9割埋めて1割は土から出すのが良いみたいです。手で触るとカビの原因になるかもしれないので消毒済みピンセットで播種。
種をつけていたベンレート水和剤とメネデール水で腰水にしました。腰水もマニュアルになく密閉とだけ記載されていました。あとマニュアルでは毎日葉水かな。
まぁ密閉で湿度が保てれば腰水は不要かと思いますが、ヒートマットにおくと蒸発が激しいので、腰水のほうが安心です。
その後、ヒートマットの上のダイソーの透明収納ケースに入れました。
マニュアルでは植物育成ライトで照射だけしか書いていませんでしたが、まだ夜とか寒いので透明収納ケース内で温めたほうが良いかなと。
透明収納ケースの目的は、密閉と保温、保湿です。
この透明収納ケースは透明度が高いしめちゃくちゃ優秀です。曇っちゃうけどね。そして2粒をベラボンS表土の鉢に移動させました。
- 気温:最低11℃〜25℃くらい
- アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種:計10粒 = 残10粒
実生の何が楽しいって、毎日この透明収納ケースを開けるときのドキドキと、成長があったときの喜びです。カビが生えちゃったこともありますし、まーーーったく動きがない子は悲しくなりますが、失敗もあるから成功を喜べるのじゃないかと考えています。
まずは発芽してくれますように!!!!そしてちゃんとアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種でありますように。笑
【9日目】4/19 アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種子から芽がでてきた?
実生のアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種子から芽がでてきた気がします。双葉っぽいので芽だと思いますが。。
ベラボン表土のアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種子は5/5粒に変化あり、バーミキュライトのほうは4/5粒変化ありかな。誤差の範囲っぽいのと、ベラボン表土のほうが少しLEDに近いので、それが影響しているのかも。
光をガンガンあてると良いかもしれないので、機会をみて光をあてていきます。
あと根っこが飛び出してきたらきちんと埋めてあげると良いらしいので、毎日チェックします。
【14日目】4/25 アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種を植えかえました
手抜きして利用するときにベラボンSを袋のままいれていたこともあって、水がめちゃくちゃ茶色く濁っていたのが気になっていて、さらにベラボンSそのままで植え付けしたものがギチギチになっていたこともあったので、植え替えしました。
ベラボンは濡れると1.5倍に膨張するので気をつけないとですね。(当たり前)
植え替え前のアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種はこんな感じ。
取り出してみたアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種はこんな感じ。
すでに根っこが生えてきてる!!!!アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種子の根っこはこんな上から生えてくるんですね。
ということで植え替え後のアグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種子はこんな感じ。
根っこが外にでると成長が遅いらしいので、少し前よりも深く植えました。
いまは室内温室の中で透明ケース内に入れていますが、出してあげても良さそうな気がします。だそうかな。。。
【20日目】5/1 アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種がひとつカビました・・・
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種は動きが少ないので、何気なく見ていたら1つの種が黒く変色していて、掘り返したらカビが生えていて、お星さまになってしまっていました。。。
カビの処置として周囲の土も掘り起こしてベンレート水和剤をかけておきました。
今は温室内にダイソー透明収納ケースを入れて、その中でアグラオネマ・ピクタム・トリカラーを実生していますが、ちょっと過湿すぎる気もするんですよね。。
明かりはLED照明の遠目と、たまに日光もあてています。温度は25~30度前後。
ちょっと蓋をあけてみたりしていますが、蒸れたんですかね。
ただ、ダメだと思っていた子も少し掘り起こしたら地中で発芽、根も出ていたので一安心です。
ちょっと様子見ですね。。
- 気温:最低25℃〜30℃くらい
- アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種:計10粒 = 発芽10粒(うち1粒カビ)
【1ヶ月】5/5 アグラオネマ・ピクタム・トリカラーさんは順調に成長?
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーさんは一粒、変な場所から発芽しちゃった子を除き、おそらく順調に成長にしています。
不調なのは左の鉢の右上の子。根っこもいちおう生えているんですけどね。。
双葉っぽいのが伸びてきていますね。いまのところ根っこが飛び出す子もいなくなりました。
1ヶ月でこの状態なのが良いのか悪いのかわかりませんね。同じく実生しているアデニウムなどは最初はガツンと伸びるので。
ともあれ順調でなによりです。双葉が開くのが楽しみです。他の植物をみていると、双葉が開くと成長が加速する気がするんですよね。
アグラオネマ・ピクタム・トリカラー実生現在の状況
- 気温:最低25℃〜30℃くらい
- 湿度:100%近く(透明収納ボックス内)
- 葉水:1回/2日程度
- アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種:10粒 = 発芽10粒(うち1粒カビ)
【2ヶ月】5/6 アグラオネマ・ピクタム・トリカラーさんを密閉プラスチック容器から出して温室に移動させます
アグラオネマ・ピクタム・トリカラーさんが大きくなってきたので、温室に移動させました。
いまのアグラオネマ・ピクタム・トリカラーさんはこんな感じ。
1株成長が遅いので危ないですが、ひとつ変な感じだった子の芽が2つに分割して成長しているような。
ちょっと経ったら液肥をあげていきます。はやく葉っぱが開いてほしい!
【2ヶ月ちょっと】6/19 実生アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの葉っぱが展開
温室環境(5〜6月で25~30度、湿度80~95%)で2ヶ月くらいで葉っぱが展開しました。複数芽がでていた子は、複数葉っぱが展開しそうです。1粒不調っぽいですが、ゆ〜〜っくり成長しているのかなと。
まだアグラオネマ・ピクタムの特徴はまったく出ていません。笑
とりあえず一安心かな。本当は植え替えてマグァンプKを入れたいところですが、取り出すと同じ感じで植えられる自信がないので、液体肥料を月2回ほどで調整していきます。
- 気温:最低25℃〜30℃くらい
- アグラオネマ・ピクタム・トリカラーの種:計10粒 = 発芽10粒(うち1粒カビ)
【4ヶ月】8/9 実生アグラオネマ・ピクタム ‘トリカラー’とアグラオネマ・ピンクバタフライ、フィロデンドロンのフロリダゴーストとゴールデンドラゴンの鉢増し、植替えをしました
鉢を小さくしすぎていた問題を解決するために、植替え鉢増ししまくっています。
実生アグラオネマ・ピクタム ‘トリカラー’とアグラオネマ・ピンクバタフライ、フィロデンドロンのフロリダゴーストとゴールデンドラゴンの鉢増し、植替えをしました。植替えの様子をYouTubeで公開しました。
この実生アグラオネマ・ピクタム’トリカラー’は多胚だった子のみ特徴がでていて、他の子には特徴がでていません。そして偽物感と本物感の両方があります。。。
他のアグラオネマ・ピクタム ‘トリカラー’と比較して、
- 葉の厚み、雰囲気が違う
- 根っこはアグラオネマ・ピクタム’トリカラー’と似ている
- 多胚の子にはトリカラーの特徴がでてきている
- 出品者が販売サイトからいなくなっている
という状況で、現時点では本物なのか偽物なのか判断がつかないです。。。
まぁそれも含めて成長を楽しみます♪
コメント