初心者のビカクシダの胞子培養チャレンジ、リドレイ(リドレー)編です!
数あるビカクシダの品種&レアを含めても、一番映えるのは、やっぱりリドレイじゃないでしょうか!?
鹿の角のように見える胞子葉と渦巻のように展開する貯水葉、まさに芸術ですよね!
立派に成長した個体はお値段が張ってしまいますが、セルフで胞子培養すれば・・・!愛情も夢も膨らみます!
そんなリドレイの胞子培養の育成状況を記録していきたいと思います!
ビカクシダ胞子培養の始め方をまとめていますので、ぜひチェックしてみてもらえると嬉しいです!
ビカクシダ リドレイの胞子培養状況をリアルタイム更新中
成功も失敗も含めて、どなたかのビカクシダ リドレイの胞子培養の参考になれば幸いです。
ビカクシダ・リドレイ基本情報
ビカクシダ・リドレイ基本情報
植物名 | ビカクシダ・リドレイ (Platycerium ridleyi) |
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学名 | Platycerium ridleyi |
科目/属性 | ウラボシ科 / ビカクシダ属 |
原産地 | オーストラリア、マレー半島 |
日当たり | 半日陰 |
温度 | 最低15℃以上 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 乾湿のメリハリをつける、葉水をまめに |
その他 | 小型の種類 貯水葉の葉脈がくっきり 貯水葉にあまり水を貯めない 貯水葉がキャベツっぽい 育成難易度が高い 通気性よく育てる |
0日目 ビカクシダ リドレイの胞子をまく
2024年3月中旬 リドレイの胞子培養スタートです!
購入日 | 2024年3月中旬 |
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購入場所 | メルカリ |
値段 | 1000円 |
胞子の状態 | 3/12に胞子葉から採取済み(粉状) |
- タッパー×1
- プラカップ×1
- 用土:そのまま植えられる土ポット ジフィーセブン
同じ条件で2種類の容器に胞子をまき、育成管理していきます。
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 2000〜5000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 3月の平均気温:9.6℃→植物用ヒーターマット使用 |
【1ヶ月後】ビカクシダ リドレイ胞子培養の様子
1ヶ月が経ちました!目を凝らして、よ〜く見るとチラホラ発芽が確認できました!
発芽状況 | 部分的に、極小量 |
カビ | なし |
その他 | タッパー、プラカップともに発芽を確認 |
早ければ2週間で発芽が確認できる場合もあるので、3週間すぎても変化が見られす少し不安になりましたが、1ヶ月で無事に発芽が確認できました。3月は寒かったので、4月に入り温かくなったことは心強いです!4月からは植物用ヒーターマットの使用をやめました。
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 5000〜6000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 4月の平均気温:17.1℃→部屋で常温管理 |
【2ヶ月後】一気に動きが!!ビカクシダ リドレイ胞子培養の様子
2ヶ月が経ちました。5月に入り気温もぐんぐん上がってきました!
タッパー | プラカップ | |
発芽状況 | 光の当たっていた部分のみ。かなり小さい | 全体的にふさふさに!まだ小さいが前葉体だとわかる大きさ |
カビ | なし | なし |
その他 | 光の照射が均一ではなく、影の部分があった | 特になし |
タッパーとプラカップの育成状況に差が出てきました。おそらく光の行き渡り具合の差ではないかと推測しています。
あと気になるのは、タッパーには水切り(ザル)がついているので、土の水分量に影響が出たことにより差が出た??などと素人は考えております。※ど素人の戯言、ど素人個人の感想です。
また、前回の1ヶ月経過の記録後、温室での管理をしてみました。
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 6000〜7000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 5月の平均気温:18.8℃→温室で管理:25℃前後 |
その他 | 温室での管理に変更 |
温室内は25℃前後で保たれていて理想的な環境でした。が、この2ヶ月目チェック後、温室が満員になったため追い出されます。温室を出たことで成長スピードに影響が出るのが・・・不安です。
【3ヶ月後】ビカクシダ リドレイ胞子培養の様子
3ヶ月目!ついに胞子体が出てきました!うれしい〜〜〜!!
タッパー | プラカップ | |
発芽状況 | 光の当たっていた部分のみ成長。胞子体はまだ。 | ちらほら胞子体が出てきた!! |
カビ | なし | なし |
その他 | 光の照射が均一ではなく、影の部分があった | 特になし |
6月に入り、気温も暖かくまりました。温室から出し、部屋の常温管理になりましたが、すくすくと育っています!!基本的にライトを当てていますが、たまに日光も当てていました(直射日光は避けて)
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 2000〜5000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 6月の平均気温:19〜26℃前後→部屋で常温管理 |
【4ヶ月後】ビカクシダ リドレイ胞子培養の様子
4ヶ月目も順調に育ち、3ヶ月目には無かったタッパーの方にも胞子体が出てきてくれました!胞子体が増え、窮屈になったので小分けにしてみました。
今までプラカップとタッパーの2種類で管理していましたが、胞子体が増えて窮屈になってきたので、スペーシングというほどでもないのですが、小分けにしました。そしてここからは、水苔を使用しています。
こちらは、元プラカップ管理の子たち↓
そしてこちらが、元タッパー管理の子↓ 相変わらず成長は遅めです。
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 2000〜5000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 7月の平均気温:30℃前後→室内管理(冷房27〜28℃設定) |
【5ヶ月後】ビカクシダ リドレイ胞子培養の様子
5ヶ月目、胞子体もフサフサになってきたので、ついにスペーシングをしました。
大きめの胞子体は、水苔を1本巻き付けてから植えていきました。大きいタッパーの底面にベラボン(S)を敷き、その上に薄めに水苔を敷き詰めています。ベラボンがいい感じに胞子体を固定してくれます!ちなにみ、植える位置にはマグァンプを仕込んでいます。結構大変な作業なので毎週1箱ずつ・・・合計4箱行きました。
小さい胞子体を間引くべきか・・・悩みましたがひとまずスペーシングをしました。これがめちゃくちゃ大変でしたw 小さすぎて水苔に植えられなかったので、小さい子に関しては、しばらく土で管理していこうと思います。
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 2000〜5000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 8月の平均気温:31℃前後→室内管理(冷房27〜28℃設定) |
【6ヶ月後】ビカクシダ リドレイ胞子培養の様子
思い切って、外管理にしました。というのも・・・部屋に置くスペースがなくなってしまったのです!!泣
直射日光は避けた半日陰で蓋を1/3程度開けた状態&夜は蓋を閉めて、毎朝水やりをして管理しています。どうなるか不安はありましたが、そもそも野生で生きている植物なので多少のことは大丈夫でしょう!!
結果、とっても順調に育っていて、むしろ室内でライト管理下よりも成長が早いです!!
この箱は、一番最初にスペーシングをしました。長細い胞子体の状態だったのに、2週間程度でこの大きさに・・・!リドレイらしくなってきてワクワクしています!!
育成環境
推奨環境 | 実際の育成環境 | |
光(照度/照射時間) | 2000〜7000ルクス/10〜12時間 | 2000〜5000ルクス/12時間 |
温度 | 最低15℃、25〜26℃程度 | 9月の平均気温:28℃前後→外で管理(直射日光を避けた半日陰) |
水やり | ーーー | 毎朝。霧吹きで水苔を濡らす程度。2日に1回はジョウロで多めに。(底に水が溜まっていたら綺麗な水で濯ぎつつ、水を捨てています) |
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