超レアのモンステラ・バールマルクスフレーム(フレイム)。バールマルクスフレームは葉っぱが細長く、深い切れ込みがでるモンステラで、成長した姿がめちゃくちゃカッコイイ。
超初心者が苗を比較的安く(けど一番高かった)入手して、苗から育てていきます。このモンステラ・バールマルクスフレーム (ディラセラータ) は組織培養された株だと思いますので、組織培養株の成長についても書き記していきます。
バールマルクスフレームが一般的ですが、バールマルクスフレイムが正解っぽいですね。炎のフレイム。
どなたかのモンステラ・バールマルクスフレームの育て方の参考になれば幸いです。
モンステラ・バールマルクスフレーム (ディラセラータ)成長・育成の状況をリアルタイムで更新しています
モンステラ・バールマルクスフレーム (ディラセラータ)の育て方
モンステラ・バールマルクスフレーム (ディラセラータ)基本情報
植物名 | モンステラ・バールマルクスフレーム (ディラセラータ) |
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学名 | Monstera ‘Burle Marx’s Flame’ ? Monstera deliciosa var. sierrana? |
科目/属性 | サトイモ科/モンステラ属 |
原産地 | ハワイ? 園芸種かと |
日当たり | 半日陰 ? |
温度 | 最低5~10℃以上? |
耐寒性 | 普通? |
耐暑性 | 強い? |
照度 | 500~10,000lux |
耐乾性 | 普通 |
耐湿性 | 強い |
水やり | 多湿好きなので葉水推奨、水切れにも強いので、土の表面数センチが乾いたら水やりという普通パターン |
その他 | 成長が遅い? |
調べた限り、2022年の段階では正式な名称が不明っぽいです。
2021年半ばの時点では、「非ディラケラータ」モンステラは未分類でしたが、2022年に正式な品種名が与えられ、植物収集家であり景観家としても有名なロベルト・ブール・マルクスにちなんで名付けられたモンステラ「ブール・マルクスの炎」となりました。オリジナルの標本を所有していた建築家。バール・マルクスはその植物(または彼のコレクションの他の植物)の起源に関する詳細なメモを残していなかったので、それがどこから収集されたかを正確に知る人は誰もおらず、今のところ栽培されている唯一の標本です。これは、今日コレクターによって育てられたすべてのモンステラ「バーレ マルクスの炎」が、バーレ マルクスの元の植物の挿し木/クローンであることを意味します。楽しい情報: 2022 年後半、 Acta Botanica はBM Flame を自家受粉し、種子を1 つだけ入手することができました。それは実行可能ではないかもしれないが、もし実行可能であれば、種子で栽培される植物の将来を意味する可能性がある(親植物への戻し交雑によりより多くの種子が生産され、自家受粉の障壁を克服すると仮定すると)。話が逸れてしまいましたが…
野生の標本が自然界で発見され、分類学者によって正式に分類、登録されれば、将来、モンステラ「バール・マルクス・フレイム」が種指定される(そして新しい種名が与えられる)可能性がある。
https://herebutnot.com/monstera-deliciosa-var-sierrana-burle-marx-flame-dilacerata-and-var-brazil/
モンステラ・バールマルクスフレーム (ディラセラータ)の育て方
モンステラ・バールマルクスフレームはモンステラの一種なのは間違いないので、育てやすいと思います。
モンステラは耐陰性があるとはいえ、カーテン越しの光など半日陰が良いらしいので、私は午前中に直射日光があたる東向きの窓際においています。この時期(1~4月)くらいなら直射日光でも大丈夫かなと。
さらに植物育成ライトでかるく補光しています。
ベラボン植えなのでベラボンの表面数センチが乾いたら水やり、ベラボンは保肥力が低そうというか、いつも水やり→液体肥料という流れだったのですが、液体肥料が流れ出てしまうらしいので、液体肥料で水やりを月1〜4回やれば良いかと思います。時期的なものかもしれませんが、ベラボン植えで根っこばかり成長してしまうときは液体肥料をあげると良いと思います。
乾いた状態に液体肥料をあげてからめちゃくちゃ成長するようになりました。
モンステラには葉っぱに水孔(すいこう)と呼ばれる水を出す穴があり、気温にもよりますが健康なときは葉っぱに水滴がついているので、調子を測るのに良いと思います。
葉水は毎日あげていきます。
いまはまだ小さいのでこのまま育てますが、大きくなってきたらモスポールに立てる予定。
光
モンステラは耐陰性があるとはいえ、カーテン越しの光や半日陰が良いらしい。光が少ないと徒長しそう、光が強すぎると葉焼けします。私は室内温室のLED環境で2000~8000luxくらいの環境で育てます。
外で育てても育ちそうです。
用土
モンステラは通気性の良い用土が良いです。赤玉土や鹿沼土、軽石などの無機質土もしくは有機質でもココチップが良いらしいです。
私はアロイドMIXというオーストラリアのYouTuberさんの用土を参考に、ベラボン(ココチップ)+赤玉土+ひゅうが土(軽石)+鹿沼土+ パーライト+くん炭みたいな感じの用土、または簡易版のベラボン50%+か〜るい培養土50%(+くん炭)で育てます。
用土についての詳細はこちらの記事で。
温度・湿度
室内温室で育てるので温度は23~30度くらい、湿度は80%くらいをキープ。湿度があるほうが良いですが常湿でも普通に育ちます。
水やり・風・お手入れ
葉水は毎日あげます。
室内温室で育てるのでサーキュレーター(扇風機)は24時間稼働。風はしっかりあてると生育に良いのもありますが根腐れリスクが下がると思います。
【0日目】2024/2/26 モンステラ・バールマルクスフレーム 購入時
購入日 | 2024年2月26日 |
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購入場所 | ヤフオク |
値段 | 約6,700円 |
サイズ | 7.5cm |
モンステラを苗から育ててみたくなり、バールマルクスフレームを購入。バールマルクスフレームは葉が細長く、切れ込みが深いタイプだけど、もちろん苗の時点では切り込みなし。小さいと育てるのが難しいとの噂ですが、頑張って育てたい。
根っこの状態はこんな感じでした。
ヤフオクで高い観葉植物を買うのは不安でしたが、よくわからないまでも根っこはしっかりしてそう。冬に買うと輸送中に寒さにあたってしまうので、成長してくれるか心配でした。
土植えだったので、ベラボンSに植え替えました。
2024/3/7 モンステラ バールマルクスフレーム 成長記録 (半月)
用土 | 水苔 |
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肥料など | メネデール |
モスポール | なし |
植木鉢 | ダイソーのプラカップ(底穴あり) |
その他 | シートヒーターの上、観葉植物育成ライトあり |
半月しか経っていないので大きな変化なしですが、よくみると新芽が出てきています。そして少し伸びました。
最初はベラボンSに植えていて、動きがなさすぎて不安だったので途中に2~3日間ほど鉢密閉してみました。IKEAのジップロックかな。お隣はボルジギアナ ホワイトタイガーのミドルカット君。
素人なので動きがないと不安すぎて弄りすぎてしまうパターン。。。
さらに2/29からヒートマットの上に置いています。ヒートマットと鉢密封の影響があったのかどうなのか、ボルジギアナ ホワイトタイガーは芽が伸びてきました。なにがどう影響しているのかはわかりませんね。。。
ちなみにカピカピだったヒメモンステラの水差しは、ヒートマットの上に置いてから根っこがみるみる伸びてきているので、温度が影響を与えるのは間違いないと思います。
3/2(購入一週間)でベラボンSから水苔に変更。そのときに根っこを見たら、かなり根っこが生えてきていました。写真は撮るのを忘れましたw
水苔もベラボンも性質は似ている気がするのですが、水苔のほうが保水力が高く、固定する力が強い気がします。苗の状態だと保水力が高いほうが良いのかと思って水苔にしましたが、根っこが生えてきていたのでベラボンSのままでもいけたかな。
ボルジギアナ ホワイトタイガーはグラグラしていたのが水苔で安定したので、水苔が正解だった気がします。
鉢受けを置くとヒートマットとの距離ができるので、ダイソーのステンレストレーに乗せて、鉢受けなしにして、ヒートマットの熱が伝わりやすいんじゃないかという企み。
鉢は透明のプラカップ。ダイソーのものでロックグラスという硬めのプラカップを、同じくダイソーのハンダゴテ500円で底に穴を空けて利用しています。
根っこの状態を見たいので最近はいろんな植物を透明プラカップに移行中。
ビカクシダは横にも穴を空けて通気性を良くしてプラカップを使っています。
まとめると、
- ベラボンSに植え替え
- ヒートマットを敷く
- 鉢密封2~3日
- 水苔に変更
- ステンレストレーの上に置いて鉢受け(穴なしプラカップを外す)
という感じかな。
とにかく新芽が出てきたっぽいので今後に期待。
2024/3/16 少し背が伸びたモンステラ バールマルクスフレーム (半月)
成長しているのかなぁと不安になっていたら、少し伸びていました。というか5cmくらい伸びた?これで少し安心。
相変わらずプラカップで育成、育成環境は先日少し変更しました。東向きのカーテン無し掃き出し窓際になったので、いまの時期(3月)は朝から11時くらいまでは直射日光があたり、そのあとも比較的明るい環境。夕方からは植物育成ライトで保光します。
先日購入した100均ダイソー100円モンステラとの記念撮影。購入時の値段が70倍違う。笑
同じモンステラなのに葉っぱの形がかなり違いますね。
2024/3/22 新芽が出たモンステラ・バールマルクスフレーム (約1ヶ月)
やっと待望の新芽(新葉?)が出てきました!!!
ここからモンステラと同じ様にスクリューしだすかな。メルカリやヤフオクで購入した植物、そして冬だったので成長がわかるととても嬉しいし安心できますね。
どれくらいの葉っぱの大きさになるか楽しみです。
2024/3/22 新芽が伸びたモンステラ・バールマルクスフレーム (1ヶ月)
新芽が出てからは伸びが早い!!!まだ寒い時期なのに前回の写真から5日間でこれくらい伸びました。微妙にスクリューしていて新葉が開きそうです!!!
【約1ヶ月】2024/3/31 新葉が開いたモンステラ・バールマルクスフレーム
モンステラ・バールマルクスフレーム君は前回の葉っぱよりも大きなサイズで葉が開きました!!モンステラは葉っぱが開いてからも大きくなるので、今回の葉っぱがどれくらいのサイズになるのか楽しみです!
順化済みとはいえ組織培養株がどういう成長するか不明な状態で高価な株を購入してしまいましたが、モンステラ・バールマルクスフレーム君はうまく成長してくれているようで嬉しいです。
この前日に一度水苔を抜いて、底にベラボンSとマグァンプKとバーライトを追加して、培土をこんもりさせました。基本的な培土の量はウォータースペースをとるのが基本っぽいけど、根本の通気性アップと小さな葉が鉢に当たってしまうので、今後はこんもり作戦でやっていきます。
ちなみに水苔の外から見た感じ、モンステラ・バールマルクスフレーム君の根はかなり増えていたっぽかったです。
【約2ヶ月】2024/4/20 モンステラ・バールマルクスフレームの用土と鉢を変更し、モスポールを立てました
2ヶ月経って大きくなってきたのでモンステラ・バールマルクスフレームの用土と鉢を変更し、モスポールを立てました。ちょっと早い気もしますが待てなかった。笑
植え替え時前のモンステラ・バールマルクスフレーム。
モンステラ・バールマルクスフレーム君はかなり大きくなってきていてて15cmくらい。購入時が7.5cmだったので2ヶ月で倍のサイズになりました。
植え替え後のモンステラ・バールマルクスフレームはこんな感じ。
用土 | ベラボンM、パーライト、軽石、ひゅうが土、くん炭少々 |
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肥料など | マグァンプK 中粒、ハイポネックス液体肥料、オルトランDX、ハイポネックス活力剤、メネデール |
支柱 | モスポール (用土詰め込み) |
植木鉢 | プレステラ90 |
その他 |
用土も水苔からアロイドミックス改に変更し、今回、ホームセンターでみつけた鉢底網でモスポールを作成しました。めちゃくちゃ良い感じです。
鉢底網でモスポールをつくるメリット
- 中に入れる用土が細かくてもこぼれにくい
- 目が細かいので気根が伸びたときにはみ出さずに巻いてくれる可能性がある!
- 安い!
鉢底網でモスポールをつくるデメリット
- 前を開けるスタイルでしか利用しにくい
- 少し柔らかい
今回使った鉢底ネットはこれかな。
今メインで使っているモスポールは落下防止ネットでつくっていますが、全巻で利用することも想定して穴のサイズが8mm(0.8cm)で使いやすいですが、気根が飛び出しちゃうんですよね。。
オーストラリアのYouTuberさんも粗めのネットでモスポール作成しているのですが、使い分けたほうが良さそうな気がします。
モスポールはモスポールで別記事で近いうちにまとめてみます。
植え替え時のモンステラ・バールマルクスフレームの根っこはこんな感じ。
購入時から比較するとかなりモンステラ・バールマルクスフレームの根っこが充実してきています。
モンステラ・バールマルクスフレーム君は順調に成長していて次の新芽もでてきてドリルしてきているので、次の葉っぱが楽しみです!!!
新しい用土にうまく慣れてくれると良いけど。。。
【約2ヶ月】2024/4/26 モンステラ・バールマルクスフレームの新葉が開いた
モンステラ・バールマルクスフレーム君の新葉が開きました。
まだ低い位置ですが、モンステラ・バールマルクスフレームの新葉は開きたてですが葉っぱの長さは前回以上。ここから大きくなるのは早いので、成長が楽しみです。
早く葉っぱが割れないかなぁ。
【約3ヶ月半】2024/5/15 成長が遅い?モンステラ・バールマルクスフレームの新葉が開いた
モンステラ・バールマルクスフレーム君は成長が遅いのか、この子が遅いのか。。。
3ヶ月半、前の新葉から1ヶ月半でやっと新葉が開きました。
少し前にモンステラ・バールマルクスフレーム君2をお迎えしたときに、モスポールも変更して用土も変更しました。動画で撮影したので公開したらご紹介します。→公開しました!
早く葉っぱが割れてほしい〜!
【約5ヶ月半】2024/8/9 モンステラ・バールマルクスフレイムは葉っぱもカチカチなので茎もカチカチかなと思ってモスポールを解体しました
モンステラ・バールマルクスフレイムの成長が遅いので、モスポールを解体して鉢増ししました。その様子はYouTubeで公開しています。
モスポール解体の理由は、成長が遅いのにモスポールと密着し続けているのが不安、モスポールなしでも自立できそうだったから。
鉢が小さいのは生産者さんのYouTubeなどで鉢を小さくしろと言われていたので、それに従っていたから。
ですが、モンステラは根っこが生えるスピードが早く、生産者さんの環境とは違うので、小さい鉢にする理由はない気がしています。小さめくらいが良いのかなと。ただ小さい鉢だと根腐れのリスクは下がるとは思います。
そしてまだ葉が割れないモンステラ・バールマルクスフレイムさん。。
ただ順調に育ってくれているので、葉が割れるのをめちゃくちゃ楽しみにしています。
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