モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ 成長記録・育て方

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モンステラ・デリシオーサ ver. ボルシギアナ 'グリーンオングリーン'

またまたコミュニティの方からの育成代行で、超絶レアのモンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ を育てることになりました。そしてとても綺麗な斑で状態も良さそうな株です。

‘グリーンオングリーン’は緑の斑が入るのが特徴のモンステラで、デリシオーサのものがほとんど。ボルシギアナのグリーンオングリーンはかなり珍しいです。グリーンオングリーンがデリシオーサだけを指すのか、ボルシギアナでもグリーンオングリーンでいいのかはわかりません。緑斑は黄斑の一種とも言われますが、よくわかりません。

たしかに黄斑のイエローマリリンやオーレアは展開したての葉は緑斑が入りますが、時間経過で黄色➔クリーム➔白と変化し、黄色で止まることもあればクリームで止まったりします。

デリシオーサとボルシギアナの違いについては以下の記事をご覧ください。

またこの’グリーンオングリーン’が黄色の斑にならないかどうかもわからないです。

実はボルシギアナの’グリーンオングリーン’は一度購入しかけたことがあったのですが、やめてしまったので久しぶりの再会。

成功も失敗も含め、どなたかのモンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ 育成の参考になれば幸いです。

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ の成長・育成の状況をリアルタイムで更新しています

目次(クリックで移動できます)

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ の育て方

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ 基本情報

植物名モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’
学名/英名Monstera deliciosa var. borsigiana ‘Green on Green’
科目/属性サトイモ科/モンステラ属
原産地熱帯から亜熱帯など
日当たり半日陰 ?
温度最低10℃以上?
耐寒性普通?
耐暑性強い?
照度500~10,000lux
耐乾性普通
耐湿性強い
水やり多湿好き
水切れにも強いので、土の表面数センチが乾いたら、または完全に乾いたら水やりという普通パターン
その他斑入りはいきなり強すぎる光に当てると葉焼け注意

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’ の育て方

育て方は自らの経験と国内外の情報を調べて整理し、自分がやろうと思っている(やっている)方法をご紹介します。シロウト園芸の環境は東京都内の(突風が吹く)高層(ボロ)マンションの上層階です。参考になれば幸いです。

モンステラを早く大きく育てるには可能な限り、葉焼けしない範囲でできるだけ強い光を当てるのが良いと考えています。

モンステラの飽和照度が1万luxですが、〜3万luxくらいまでは斑入りであっても葉焼けしないと考えています。ちなみに私の家のベランダは風が強いので、それが影響しているのかもしれませんが、葉焼けしやすい黄斑のボルシギアナオーレアの子苗でも、東向きのベランダ真夏の4~5時間の直射日光(10万lux)で葉焼けしませんでした。

ただし、直射日光にあたっていたモンステラでも、台風で3日間室内に取り込んだあとに直射日光に当てると葉焼けしたので、強い光に当てるときは慣らすのが大切かなと思います。

普通の光が弱い室内環境にあるモンステラは徒長してしまっていて、葉が小さくなったり切れ込みが無くなったりしていました。

最低でも2,000luxは欲しいと考えています。

観葉植物の光については以下の記事でまとめています。

用土

モンステラは通気性、排水性がよい用土が良いとされています。そして誰が言っていたのか忘れましたが、「モンステラを乾燥で枯らすのは難しいが、根腐れで枯らすのは簡単」みたいなことを仰っていましたし、私もそう思います。

私はモンステラの用土は3日くらいで完全に乾く環境を目標にしていますが、全体では~5日くらい(温室だと~10日くらい?)になっています。

用土の乾きは光、温度、湿度、風、株の大きさなどで変わるので、用土以外の条件で変えるのも良いですが、用土で調整するのが簡単かなと思います。

数日で乾く環境さえつくれればモンステラの用土はなんでも良いと思いますが、早く大きく育てたい方は6~7割ココチップ(ベラボン)と3~4割有機質用土(赤玉土や鹿沼土、軽石(ひゅうが土))がオススメです。乾きやすくするには軽石(ひゅうが土)の割合を増やす、もしくは無機質用はひゅうが土だけでも良いかもと思います。

根張り促進、通気性確保のためにココチップ、ココチップ(が多い)だけだと軽すぎるのと株が安定しない、用土の水分調整のために無機質用土を混ぜるという目的です。

私はアロイドMIXというオーストラリアのYouTuber、SydneyPlantGuyさんの用土を参考に、小さい苗など小粒の場合はベラボンM(ココチップ)+赤玉土+ひゅうが土(軽石)+鹿沼土+ パーライト+くん炭みたいな感じの用土、中粒の場合はベラボン3割+ひゅうが土中粒7割という用土を使っています。

用土には根腐れ防止のために少しのゼオライト(珪酸塩白土)を入れ、元肥としてマグァンプK(中粒or大粒)を(けっこう)入れます。無機質用土には肥料分が含まれないので、成長を促進したいなら元肥を入れることが重要です。さらに成長期は月2回の割合で薄めの液体肥料をあげています。

また、モンステラの用土選びに関しては重さも重要で、モンステラは大きく育つので軽すぎる用土だと倒れる可能性が高くなります。重い鉢や陶器製の鉢カバーで対処できますが、モンステラ自身が重くなること、根っこの張りやすく根が強いことから、陶器鉢に直接植えるのはオススメしません。

モンステラはプラ鉢(+鉢カバー)に入れて育てるのがオススメなので、用土の重さについても考慮すると良いかなと思います。(私は軽さ重視してしまっていますが・・)

用土についての詳細はこちらの記事で。

温度・湿度

モンステラの温度は日本の環境だと5度~であれば育つと思います。5度を下回ったことはないですが、 寒くなると葉が黒く枯れてしまいますが、茎だけ残るということもあるみたいで、その場合は暖かくなるとまた新芽がでてくるそうです。

モンステラの湿度は60%~70%くらいが最適かと感じていて、上は90%以上の環境でも大丈夫ですが高すぎる湿度環境では一部の斑入り(ボルシギアナオーレア、ホワイトタイガー)が葉焼け?していました。

低湿度の検証はあまりできていませんが、斑入り以外はそこまで気にする必要はないのかなと思います。斑入りの斑が焼ける原因は不明ですが、低湿度が原因とも言われています。

水やり・風・お手入れ

モンステラの水やりは表土数センチが乾いたら水やりといいますが、完全に乾いたら水やりで良いかなと思います。

私が重視しているのが風で、強風環境でモンステラの育成を検証しました。

モンステラの育成時に風をあてることで

  • 葉の切れ込みが入りやすく、穴が空きやすくなった
  • 用土のカビを防ぐ(ココチップはカビやすい気がする)
  • 徒長を防ぎ、節間、葉柄が短くなる
  • 通気性が上がり、根張り防止になる

という効果がありました。風の強さは大株だと突風レベルでも大丈夫、子株でも葉が揺れるくらいが良いかなと考えています。

なので私はモンステラを育てるときに、室内温室ではサーキュレーター(扇風機)は24時間稼働、室内では扇風機やサーキュレーターで風をあてています。

【0日目】1/4 お迎え時のモンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ 'グリーンオングリーン'
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ 'グリーンオングリーン'
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ 'グリーンオングリーン'
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ 'グリーンオングリーン'
モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’
購入日2024年1月4日
購入場所育成代行
値段約0円(送料込)
サイズ約cm

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’の開封、植え替えはYouTube動画で撮影したので編集、公開したらご紹介します。

植え付け環境はこちら。

用土ベラボン,赤玉,鹿沼,ひゅうが土,パーライト,くん炭
肥料などメネデール/リキダス/ハイポネックス原液/住友液肥1号/マグァンプK
モスポールppシートU型
植木鉢スタンダードプロダクツクリア植木鉢74号
置き場所室内温室(湿度70〜80% / 温度20~26度 ※1月時点) /
その他

モンステラ・デリシオーサ var. ボルシギアナ ‘グリーンオングリーン’は水苔で植えられていました。水苔をほぐすと十分な量の綺麗な根っこがあり、トップカットでした。

販売時の写真、根っこ量から考えると、新葉はカットされてから生えたと思うので、とても良い状態だと思います。

動画撮影時にオーレアと比較しましたが、やはり緑が濃く、グリーンオングリーンといっても良さそうです。

このまま大きく成長してくれて、緑斑部分でも光合成をしてくれて、緑斑部分が葉焼け(痛み)にくければ最高です。

緑斑は白斑や黄斑と比べると地味ですが、なんともいえないオシャレさがあってめちゃくちゃ良いですね!

とにかくダメにしないように育てます・・・。

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